‘山伏の日々彼是日記’ のページ

県下獅子踊り大会。

2019-09-13

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ここ数日めっきり涼しくなってきました。
徐々に秋めくこの頃です。

そんな中、猿賀神社十五夜大祭にて県下獅子踊り大会が開催されました。
山の神である岩木山神社ではお山参詣。
里の神である猿賀神社では獅子踊り。

歴史をたどると真言系寺院であった岩木山神社では山伏が峰入りという修行が伝統行事として人々に愛され「お山参詣」として今に続き、天台系寺院であった猿賀神社では同じく山伏が国土安穏・五穀豊穣を祈る「獅子踊り」を伝えたという。それぞれが後に人々に愛され今に続くといった所でしょうか。

毎年の事ながら練習を重ねました。少年チームと大人チームの2組参加です。大人チームは中々メンバーの日程が合わずほぼぶっつけ本番でした。
そんな中、少年チームはコツコツと練習に励みました。

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そして迎えた9月12日の大会当日。盛美園で開会式です。メンバーも心なしかソワソワ。

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式中に雨がこぼれてきましたが何とかしのいで天気も持ち直してくれました。
そのまま神社へ。

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9時頃から大会が始まりです。今大会は全22組の参加。昔から比べればだいぶ減りました。

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それでもさすがは猿賀神社の大祭。賑わいに心も踊ります。

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各チーム、日ごろの練習の成果を披露して大会はさらに賑わいを増します。
そして我が少年チーム!7番目に踊りました。

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少年チームの一心に踊るその姿に皆目頭が熱くなりました。
何はともあれ15分間の踊りを終えてひと段落。大人チームは17番目なのでしばし休息・・・

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しかしここから大人チームは踊りの合わせです。メンバーも混成です。本来、踊るメンバーはその時々で固定されているので、役回りや踊りのタイミングなど、皆違うのです。仏教でいう「口伝(くでん)」とでもいうような、教えられ方は代々で微妙に違います。
そろったメンバーで踊りながら細部の確認をして本番に臨みました。
賞うんぬんというより、踊りを楽しく踊って皆さんに披露するといった感覚でした。
スタミナのない自分は皆に迷惑をかけないようにと必死でした。
画像はありません。あしからず・・・

そうして全組の演舞が終わり表彰式。
サクサクと発表が続き、いよいよ優勝チーム(神賞)の発表!
「少年の部、神賞・八幡崎組」
!!!一同「えーっつ!!!」と本当に驚きでした。
獅子は鹿獅子と熊獅子という二つの系統があり、大人組はそれぞれ鹿・熊の神賞があるのですが、少年組にそれはなくひとつの神賞を争います。踊りの内容・性質がだいぶ異なり、ながらく鹿獅子の独壇場でした。そんな中での神賞は言葉に表せないほどの驚きと喜びでした!八幡崎としては17年ぶりくらいの入賞だそうです。当然自分は知らない時代の事です。
ちなみに大人チームは賞は逃しましたが、それでも自分なりに全力で踊れた事に感謝と嬉しさでいっぱいでした!

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集会所に戻って皆で大会の踊りを鑑賞。
我が父からはお寿司の差し入れを。それこそ皆お祭り騒ぎです。

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何度も何度も観ました。
そして燦然と輝く優勝旗が誇らしいです!

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最後に少年チームにケーキでお祝い。

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忘れられない一日になりました。

伝統芸能はどこの団体も後継者育成という壁に向き合っています。そんな中で子供たちが、自分の意志でそれに参加する。当たり前の事では決してありません。
大人はその環境づくりに真剣に取り組まなくては伝統芸能の未来はありません。

では。

ミョウガ池。

2019-09-06

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目に差し掛かっておりますが、しばらくは暑い日が続くようです。

そんな中、庭のミョウガが採れました。
外の水場はさながらミョウガ池となっております。

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こつ然と現れこつ然と消える金剛寺のミョウガ池

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秋近し。
では。

岩木山登拝修行。

2019-09-05

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
去る9月3日に岩木山に登ってきました。

全国の行者仲間で毎年各地域の霊山巡りをする会がありまして、少人数の会なのですが、自分も参加しております。今回は自分が幹事となり、北海道・東京・神奈川・三重・奈良・和歌山・徳島から、総勢14名での修行となりました。
各地で日々のお勤めの他、こうして各地の山々を巡る、いわば「ゴリゴリの山伏さん」達なのです。
午前9時、岩木山神社で御法楽の後、記念撮影。

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神社横の参道入り口に看板が。

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よく見ると・・

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坊主コロバシ・・・何とも言えない響き・・
この地域では「行者」という言葉になじみが無かったのかも知れません。奈良の山などでは「行者返し」などがありますが、いわばそういった人でも油断出来ない危険な箇所だよ。という事を表しているのだと思います。
およそ4時間の登拝修行がスタートしました。
自分は幼い頃に赤倉側から山頂まで何度か登った事がありましたが、こちらのルートは初めてでした。

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意気揚々とスタートしたのもつかの間、暑さを感じながら徐々にこう配がかかってきました。岩木山は一般的な山と違い単独峰で、しかもくねくねと登らずに割と真っすぐに道が続きます。
そして山上も下界も見えない森の中を黙々と進む中で、皆一様に疲労の色が濃くなってきました。
このままではまずいのでペースを落とし、小休止を繰り返しながら少しずつ歩みを進めました。

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そして進む事3時間。やっと景色が開けた所まで来ました。幸い前週にお山参詣があり道が整備されていて、少し広めに刈られていたその場所でお昼休憩を取りました。

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自然と体がほぐれホッと一息といった所でした。
しかし上を見ると・・

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まだまだ!!
時間もオーバー気味です。でも無理なくゆっくり行こうと、気持ちに余裕を持たせながら、また山道を進みます。

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道も岩場や急斜面になり、岩木山の本領発揮といった所です。こういう道になると「行者心」をくすぐりテンションがあがるというものです。
進む事1時間。1,340メートル付近の錫杖清水という所まで来ました。
また水がこんこんと流れだしている場所で付近には沢があり、こんな山上で水が豊富にあるという事に驚きでした。その写真は取り忘れました。
そこから見た山上と下界はこちら。

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何とかここまで来たといった所です。
この辺りから雲がかかり、じっとしていると寒いくらいでした。
そこから種蒔苗代を越え・・

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1時間かけてやっと!!皆無事に、雲に覆われた山頂へ到着しました。

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天空の聖地とでも言うべき岩木山山頂。さっそく御法楽。

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道中の無事に感謝のお勤めを捧げました。
そして記念撮影。

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皆とても清々しいです。
修験道というか、山伏の良いところは、大自然という「恐れの世界」、また世の中という曼荼羅世界に自ら飛び込む。という事だと思います。「自分」という存在が自然に表れます。言葉に表すのはとても難しいですが、常に挑み続けなくてはならないという所に非常に魅力を感じます。究極「生き方」なのです。
優れている劣っているという事は別にして、その道を進む仲間と共に響きあうという事は、とても幸せな事です。裏がありません。

そろそろ降りようかといった頃、雲がサーっと切れ下界が現れました。

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その神々しさに、今回のご褒美を頂いたような、そんな登拝修行でした。
ではまた。

ねぷたに捧げた夏。

2019-09-05

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
7月よりブログの更新がだいぶ滞ってしまいました。
この夏はお寺のお勤め・黒石のお寺の火性三昧の他、地元のねぷた会の会長も務めまして、日々格闘しておりました。
お陰様で無事にねぷたも終える事が出来ました。そしてお盆突入で自分のお寺のお勤めと併せ名古屋の親戚のお寺へ。
からのパフォーマンスライブもあり、日々は長く感じましたが振り返ればあっという間の夏でした。長く短い夏ですね。

この夏の出来事をダイジェストでどうぞ↓

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7月23日 黒石の愛宕山地蔵院での火性三昧。

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ねぷたにて。

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前ねぷたですが6年ぶりに父も筆を執りました!

そして最終日にはサプライズで感謝状とケーキを頂きました。

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名古屋でのお盆。連日の猛暑で、熱中症にならないように気を付けながら何とか乗り切りました。

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名古屋の親戚のお寺の皆さんと。

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今年も咲いた金剛寺の蓮とパフォーマンスライブ

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パフォーマンスライブには沢山の方にお越し頂きました。

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やっと落ち着いた頃、7年ほど前に京都で開催した真言宗のお坊さんの行事で大変お世話になった神奈川のお寺さんがお参りに来て下さいました。
それはそれはビックリしましたけど、本当にうれしい瞬間でした。

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人生は一期一会。
毎日本当に色んな事があるけれど、だからこそ面白い。

なるべくブログも更新していきますので。
では。

地蔵講縁日。

2019-06-24

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
6月は思ったよりも涼しい日が続き、過ごしやすさを感じております。

そんな中、去る6月23日に黒石のとある地蔵講の縁日でお勤めをして参りました。こちらの地区の方は毎年お声掛け下さっており、今年も皆さんと一緒に勤めました。
薄曇りの中、午後3時からという事で向かったのですが到着の頃になって小雨がぱらぱらと・・
しかしながら最初だけで後はお天気に助けられ、「雨男」と言われずに済みました!
「雨は清浄(清らかにする)という意味もあるのですよ」などと苦し紛れに言いながら、皆さんと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
皆さんいつまでもお元気で!

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では。

赤倉道場山開き法会 御礼。

2019-06-17

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
去る6月16日(第三日曜日)午前11時より、第59回 金剛寺赤倉道場山開き法会が執り行われました。
当日の予報はどれもみな雨と発表されていたので、どうなる事かと気を揉みましたが、火性(生)三昧を厳修している間は雨も降らずに待っていてくれたようで、終わってからザーザーと降りました。赤倉の大祭は今まで雨で中止になったことが無く、これも何かに守られたという事なのでしょうか、ありがたい限りです。

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有志による登山囃子奉納の後に三昧が始まりました。

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沢山の行者さんで道場は所せましです。ただ、行者さんはその道場の中で動くタイミング・通ってはいけないところ・火の位置などなど細かい所に気を配りながらそれぞれが動きます。危険な行なので必然ですが、誰でも・自由にとはいきません。細かな作法があります。それは各々が口に出さなくても、目線で合図しあえるような密な行者関係であればこそだと思います。

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願文を奉じて皆さんの家内の安全や身体の健全などを祈念します。
柴燈護摩の後、火性三昧が行われます。火渡りなどの火生三昧は全国で行われておりますが、ここ津軽において他の地域にはない作法が多く、独特な三昧なのです。
細かい行の説明については過去にも説明しておりますので割愛します。

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松明の行。

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熱釜の行。

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火渡りの行。
火渡りは他の地域と違って炭火の上を歩むので絶対にわら草履を履いて頂きます。
終盤の火渡りの頃から雨が降り出しました。よくここまで持ちこたえてくれたといったところでした。

この行はこの地でこの環境でこの雰囲気で行うからこそのものだと思います。
この先もずっと続いていけるように頑張ります。
では。

行者感。

2019-06-09

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
山開き大祭もあと一週間と迫ってきましたが、今日もまた慌ただしく過ごしておりました。

そんな中、ふと写真が出てきて多分16.7年くらい前でしょうか。若すぎて恥ずかしすぎるのですが・・・

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この頃からずっと行者感が漂っています。
そして今日も青森のお寺さんの火まつりでした。

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変わらずこうして今も一生懸命に励むことが出来るって本当に幸せだなぁとしみじみ感じました。
そして家に戻ると注文していた夏用の七條袈裟が届いていました。

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七條袈裟は特別な法要や葬儀等で着るもので、普段はあまり使いませんが、必須な袈裟でもあります。冬用はあったのですが、夏用はありませんでした。
衣は高いので一つずつ、褊衫如法衣(へんざんにょほうえ)から夏・冬五條袈裟、夏・冬素絹(そけん)から、修験衣体(しゅげんえたい)の山袴(やまばかま)、結袈裟(ゆいげさ)などなど・・・と数えればキリなく必要なものがあります。一気にそろえる事はまず無理です。
時間をかけてコツコツ揃えてこの度念願の自分用の夏七條を持つ事が出来ました。
一生ものの法衣です。大切にお勤めで着ます。
ではまた。

火性三昧法会 厳修のお知らせ。

2019-06-04

6月16日(第3日曜日)、午前11時より、岩木山ろく金剛寺赤倉道場にて当山恒例の火性(生)三昧法会を厳修致します。
令和元年度、第59回の山開き。諸事多用の事とは存じますが皆さまのご参拝をお待ち致しております。

昨年度の三昧の様子。

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*山の中ですので、悪路・駐車スペースの限りなど混雑が予想されますので、ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承の上、よろしくお願い申し上げます。

忙しくも穏やかな日々。

2019-05-30

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
気が付けばもう五月も終わります。

シャクナゲも満開でした。

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田んぼにも水が入り、田植えも済んで岩木山から田んぼの神さまが下りてきて見守っているかのようです。

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スズメも仲睦まじくチュンチュンとさえずっています。

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本堂の欄干に木の切り株を置き、そこに施餓鬼という施しのためのお米を置いているのでそれを食べにやって来ます。冬などはものすごい数のスズメが命を繋ぐためにやって来ます。
つかの間の穏やかな姿に心も穏やかになります。

そして先日、ウサギのそらをペット霊園に埋葬しました。
それまでは家に安置していたのですが、雪も消えて穏やかなこの時期に埋葬出来て少しホッとしました。寂しさは未だに募りますが。そんなそらに感謝です。

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自然を感じ、動物に気付かされます。

そしておわかれがもうひとつ。
東京から定期的に念珠店の方が来られるのですが、その方がこの度移動になったという事でご挨拶に来られました。
かれこれ10年のお付き合いです。こちらも非常に寂しいです。

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本当にお世話になりました。またお会いできる事を願います。

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夕暮れ時の岩木山がとても美しく映る季節。日々慌ただしく、いろんな事を飲み込む事で精いっぱいの自分に、もっともっと頑張りなさいと、お山に言われているような・・そんな気がしました。
では。

五大明王旗奉納。

2019-05-16

本日、護持信心の施主さまにより五大明王の旗が奉納されました。
火性(生)三昧で使用する東西南北中央の旗なのですが、長年の使用で色も落ちボロボロになっていたのです。
三昧での旗の様子。

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中央の不動明王をはじめ、それぞれの仏さまが四方を護り、仏の教えやその教えを信仰する人々を護る護法善神として東西南北中央に掲げられます。

古い旗がこちら。

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使われるのは1年に一度ですが、およそ50年ほど使われてきた旗です。色がだいぶ褪(あ)せてきております。

冬の事、お世話になっている方から「元号変わるのに合わせ旗を奉納するから!」とおっしゃって頂きました。
ただ、イッテンモノなのでとても高いのです。津軽地域でしかこの旗は使われていないのと、作る職人さんが数少なくなった事があります。
でも、「いいから!」と京都の衣屋さんへ注文。衣屋さんもその意をくんでくれて、令和発表後直ぐに制作開始!
今日それが送られて来ました。

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ホント、色んな方に支えられております。
ありがとうございます!!
末永く大切に使います。

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