‘山伏の日々彼是日記’ のページ

地蔵院大祭迫る。

2017-07-21

暑い日が続いておりますがいかがおすごしでしょうか。

ねぷたまつりも近づき、夕暮れ空にねぷた囃子の練習する音がどこからともなく聴こえてくると、季節の移り変わりの速さを実感します。

 

さて、来る7月23日、黒石市の地蔵院宵宮祭が厳修されます。

宵宮もまた季節の訪れを告げる風物詩として、皆さんにお参り頂いております。

今年も火性三昧を執り行うべく沢山の方のお力をお借りしながら準備を進めております。

どんな事であれ、継続するという事はとても大変な事です。

先人の想いをリレーのようにつなげていけたらと思っております。

 

夜7時より。どうぞ皆さま、お参り下さいませ。

地蔵院宵宮看板

 

地蔵院本堂

お地蔵さま。

2017-07-05

アジサイの花咲くこの頃、皆さまいかがおすごしでしょうか。

7月に入り暑さも増して夏らしく感じられます。

季節の移ろいは早いですね。

去る6月、黒石の地蔵講のご縁日にお邪魔して、皆さんと一緒にお勤めしました。

地蔵講は各町内に昔からあり、春・秋のお彼岸には大きな数珠を皆で持ちながら練り歩いて、お地蔵さまや村の境の所などで「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら数珠を回して、町内の安全を祈るものです。

春になると黒石・田舎館の地蔵講の皆さんが、自分が住職を勤める愛宕山地蔵院に数珠の親玉をとお供え物を持ってお参りに来られ、数珠の祈願をします。

そんな時にいつも耳にするのが高齢化と後継者不足です。そして何をしているかが正しく伝わっていないという事です。これをどう理解してもらえるかを春に皆さんとお話ししていて、その一環としてご縁日には皆さんの所に足を運んで一緒にお勤めしたり、愛宕山の地元の講では一緒に数珠まわしに参加しています。

自分にとってこれは昔々の「布教」の原点なのではないかと思っています。布教と言っても、自分の宗派を押し付けるのではなくて、こういう風習をどう継続していくか。そのために自分に何が出来るかという事です。情報ばかり溢れる世の中でリアルをどう作っていけるか。それは一人ひとりとつながっていく他に方法はないと思います。

 

過去・現在・未来。リレーのバトンのようなものです。未来にバトンを渡せるように全力で走らないといけないですね。

数珠親玉

数珠玉↑

数珠まわし

町内の安全を願う春の数珠まわし↑

地蔵講縁日2

お地蔵さま縁日↑

地蔵講縁日1

お勤め後に地蔵講の皆さんと↑

気が付けば7月。

2017-07-01

皆さまいかがおすごしでしょうか。

毎日がとても早く、それについていくのがやっとで、気づけばもう7月です。

今年の初めに自分にいくつかの目標を立てるようにしました。

ただ日々をやり過ごすだけではいけないと一念発起です!

 

ひと昔ふた昔前、その頃はバブルというか日本の黄金期といえるような時代で、都市部であろうと田舎であろうと、様々なビルやホール、リゾート開発などのハコモノが作られていきました。畑の砂利道まで立派に舗装されていき、バラ色の未来を皆信じて疑いませんでした。。。からの今現在です。それからというもの、大事なのは中身だソフトだと言われて久しいですね。

これを人に当てはめたらどうなるのかと思いました。年齢や肩書、所得などのお金。これらがバッと崩れた時、同じようなことが起こるのではないかなと思いました。大事なのは中身。毎日の積み重ねというものが、分かっているけれどそれが出来るか。日々の生活の追われてしまうと中々それが意識的にできないです。

だからこそ、目標を立てました。

カギは中身。日々の生活で培われた人との繋がりというソフト、お寺というハード、これを生かしてみよう。

文化財は無いけど人との繋がりで生まれた様々な「結晶」はお寺にとっての「宝」。それを公共の展示スペースで披露する事にしました。

細かい内容は未だ決まっておりませんが、11月の3・4・5日、藤崎町常盤の「ギャラリーあすか」で金剛寺の企画展を開催します。

追ってホームページでもご案内致します。

日々に流されるのではなく身を任せる。似ているけど違うはず。

それを確認するうえでも大事な目標になりそうです。

下の写真は約40年前の落慶した頃の本堂(上)と現在の本堂(下)です。だいぶ雰囲気も変わりました。

今も変わらず皆さんに支えられている事に感謝です。

本堂1

本堂2

 

赤倉道場山開き法会。

2017-06-27

いつもご覧頂きありがとうございます。

去る6月18日、無事に金剛寺赤倉道場山開き法会が厳修され、沢山の方にお参り頂きました。

当日は晴天に恵まれ「さあ始まる!」という時に目まいが・・・

まさかの熱中症。でもなんとか踏ん張り最後までお勤めに加わりました。

火性(生)三昧も無魔成満する事が出来、これも皆さまのおかげと、感謝感謝です。

ここに厚く御礼申し上げます。

その時の模様をどうぞ。

不動明王

本尊不動明王↑

登山囃子奉納

登山囃子奉納↑

進列1

進列2

進列↑

御法楽

御法楽↑

大祇師

住職(左)と蓮正院ご老僧(右)

大幣

大幣(道場祓い)↑

宝剣

宝剣(道場祓い)↑

柴燈護摩1

柴燈護摩2

柴燈護摩↑

鉄鍬

鉄鍬(てっか)の行↑

熱釜1

熱釜2

熱釜3

熱釜4

熱釜(かま)の行↑

火渡り

火渡りの行↑

以上、あまり写真がありませんでした・・

明松「松明」(たいまつ)の行の写真がありませんでした。

 

よく「あつくないですか?」と聞かれます。

それはご想像にお任せします。

ただ、言えることは「熱いか熱くないか」という事よりも常に集中して口伝(くでん)という昔から受け継がれた作法を基に今の状況を冷静に判断して全力で臨んでいる。ということでしょうか。

何か偉そうな事言ってスミマセン・・

ただ、これはどの世界でも同じ事が言えるのではないでしょうか。

こんな感じだろうと値踏みしたらいつか見誤る事でしょう。

変わらないことをしているように見えて常に変わり続けている。これが伝統なのではないかと、そっと心の中で思っております。

いついつまでもこの伝統が続いていけるように、これからも頑張ります。

大変ご無沙汰致しております。

2017-06-13

ホームページも更新しなければと思いつつ、大分ご無沙汰してしまいました。スミマセン・・・

 

さて、今年も当山の山開き法会 火性三昧を厳修致します。

今度の日曜日、6月18日です。

山の中ですので、駐車場が少なくご不便をおかけ致しますが、どうぞご了承くださいませ。

大祭準備も多くの方に支えられながら進めております。

ではまた。

IMG_1054 IMG_1056

平成28年度金剛寺赤倉道場山開き法会。

2016-06-30

皆さま。いかがおすごしでしょうか。

ホームページも大分更新を滞らせてしまい、妹に怒られました・・・

皆さんに尻を叩かれながら何とか元気に過ごしております。

さて、去る6月19日に当山の赤倉道場にて山開き火性(生)三昧が執り行われました。

この2日前には熊が出没して警察や猟友会が出動するなど大騒動でしたが、当日は何事もなく、晴天の元たくさんのお参りの方が来山されました。

この山奥で、多くのお参りの方に見守られながら行をするという事がどれだけ有難く、また尊いことか。

行者さんたちもピンと張った緊張感の中、皆さんの家内の安全・願い事の成就を一生懸命祈りました。

これからもずっとこの地でこの修行ができますように。

そのためにはもっともっと努力しなければと感じた夏のお山でした。

お参り頂いた皆さま。本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

NO.1

修行道場

NO.2

有志による登山囃子奉納

NO.3

諸堂巡拝

NO.4

道場御法楽

NO.8

柴灯護摩を見守るお地蔵さま

NO.5

火性三昧・明松(松明)たいまつの行

NO.6

その2

NO.7

鉄鍬(てっか)の行

NO.10

熱釜(かま)の行

NO.11

その2

NO.12

炭火の上を渡る火渡りの行

NO.13

花に囲まれた道場ご本尊・不動明王

NO.14

どんなことがあっても前へ前へと進む行者さんたち。

あけましておめでとうございます。

2016-01-09

だいぶご無沙汰致しましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末にお正月準備でとあるお店に行きましたら鏡餅がストーブの上に置かれていました。
IMG_6916
シュールな感じが素敵でした。
季節感を一応大切にしているところが伝わります。

むかし京都にいた時、お茶を少々かじっていたのですが、作法にとても苦労しながらも楽しかった時の事をふと思い出しました。
大切にするべき事は作法や礼儀ですが、ある時先生がお茶をたて、それを頂きながらほかの方々とたわいもない会話に花が咲きました。
そこにお茶の神髄を感じた記憶がよみがえりました。その場所・その空間・その人達・そのお茶。かけがえのない時間を頂いたと今でもその記憶が鮮やかによみがえります。

真はなにか。外見や周りに惑わされず自分の眼で神髄を感じ取る事が出来るようになりたいです。
ストーブの上にある餅を見て、そんな事をふと思い出しました・・・

そのお茶を頂いた時のような気持を感じて頂けるようなお寺になれるよう、今年も頑張ります。

地蔵院大祭に向けて。

2015-07-13

ご無沙汰いたしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
しかし、暑い日が続きますね。先日突然めまいがして、どうやら熱中症でした。ここ最近の暑さに加えて忙しく動き回っていたせいもあると思います。
皆さんも体調管理には十分お気をつけください。

さて、私が住職を勤めている黒石の地蔵院の大祭が今月の23日にありまして、少しずつですが準備を進めております。
これも有難いことに、金剛寺にお参りに来られる方々が気に掛けてくださり境内の草刈り等をして頂いております。

草刈り 1

草刈り 2

草が伸び放題だった護摩道場も下の写真の通りスッキリです。

草刈り 3

炎天下、黙々と作業を続ける姿に、ただただ感謝するばかりです。

家に帰ると暑い中でもスズメ達は元気に米をついばんでいます。

スズメ 4

ハトも来ます。

ハト 5

ソラは伸びています。。。

ソラ 6

そんな日々です。
ふと岩木山を見るととても美しい夕暮れでした。

岩木山 7

岩木山がきれいに見えると良い事がありそうな気分になります。
色々ある毎日だけど、沢山の方や岩木山にまで支えられている気がするこの頃。
頑張ります!!

お不動さま。

2015-07-02

去る6月21日、金剛寺赤倉道場にて山開き法会 火性三昧が執り行われました。
しかし行が始まる前の行者さん達による水行中に、覚応院 溝江貞真住職が体調を崩し、すぐに救急搬送されたものの、24日に搬送先の病院で遷化されました。56歳の若さでした。
本当に急な出来事で今でも信じられません。

津軽の山伏は火性三昧一座と言われるほど仲が良くチームワークも抜群で、中でも溝江さんは中堅どころのムードメーカーで常に明るく、笑顔が印象的な先輩でした。
下は昨年の溝江さんの親戚の畑でのリンゴ収穫時の写真です。

覚応院さん

農作業は苦手なんだよなぁ。と笑いながらも黙々と作業をしていました。
どんな事にも手を抜かず一生懸命に勤める素晴らしい先輩です。
これがしたい、これはどうだろう。そんな時に真っ先に頭の中に浮かぶ先輩が溝江さんです。
太鼓がとても上手く、以前どうしても音を録りたくて、ある大祭の時にこっそりと録音したのですが、タモトの中でゴソゴソしながら録音したため、全く音が録れてなかった事もありました。

お寺に行くと、部屋に金剛寺カレンダーがあり、見ると毎月の岩木山の絵を並べて大切に飾ってありました。

岩木山

言葉も出ませんでした。
先日、覚応院にて通夜・葬儀が執り行なわれ、お寺に入りきれない程多くの方がご焼香に訪れました。
ただただひたすらにご冥福をお祈りするばかりです。

お不動さん

お不動さま・・・

泥まみれになりながら。

2015-06-11

ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は3日から10日まで旅に出ておりました。

3日にまず広島へ飛び、集まりに参加しました。
少し早く着いたので原爆ドームと資料館を見学しました。

原爆ドーム 1

資料館も行きましたが、小学生から外国人までたくさんの人でした。
印象的だったのは外国の方が涙を流しながら見入っていた事でした。
凄まじい状況がドンと伝わってきます。今の広島の繁栄は先人の血のにじむような努力があってのものだと、ひしひしと感じました。

夜に広島を後にして尾道の後輩のお寺に泊めてもらいました。
古刹 西国寺です。眼下に尾道の街が美しく広がるとても立派なお寺です。

西国寺 2

4日に京都の本山に移動し1泊。そこから若いお坊さんたち(青年会)で高野山に移動。
5日から9日にかけて、高野山(和歌山県)~大峯(奈良県)~吉野を練行し山に入る入峰修行に参加してきました。
高野山では金堂や大塔などの伽藍や奥の院をお勤めしてまわり宿坊に1泊。翌朝に奈良県へ向け出発。約30キロの道のりです。

高野山から 3

楽ではありませんが仲間達と一緒なので頑張れます。途中旅館に1泊して翌日昼に大峯山のふもと、天川村洞川(どろがわ)に到着。天気にも助けられました。
そこで本山から来た本体と合流。本山からは職員の他、一般参加者や近畿各地から来た講社の方々など、多くの行者で賑わいを見せます。
翌日午前3時に洞川龍泉寺を出発して歩くこと約3時間!夜も明け景色がうっすら広がる頃に山上に到着。

大峯 4

ここからさらに進み小篠(おざさ)という所で柴灯護摩のお勤めをしました。
そして大峯山寺でもお勤めをして、修行の無事と世の中の平和を皆で祈りました。

大峯 5

厳しい山です。先日も我々の仲間がここで命を落としました。とても辛いです。修行と言っても本当に命がけの行なのです。
厳しい行ですが、毎年皆ここに来ます。それぞれにひきつけられるものがここにあります。
山上まで来ると今年も来れたという気持ちになり、行者の表情も本当に良い顔をしています。 

山伏達 6

下山 7

大峯を下る昼過ぎ頃から雨が降り出しました。雨に濡れ泥にまみれながら午後4時、皆ケガもなく無事に洞川に到着しました。夕食ではそれぞれに労を労い、最後の吉野下りに向け英気を養います。
翌日も雨の中、午前4時過ぎに洞川を出発。
皆疲労が残る中、最後の力で吉野・金峯山寺に無事到着しました。

金峯山寺 8

ここからバスで京都に移動し本山に到着し最後のお勤めをして全ての行程が終了しました。
この行は喜怒哀楽が全て出ます。数日間ですが仲間と共に過ごし、泥にまみれて行に励む。そしてこの経験を日々の生活に生かす。
昔、師匠に「泥まみれになって頑張りなさい」と言われた事があります。きれいごとばかりでなく、苦労や努力を積み重ねながら坊さんとして生きなさいという事だと、私は受け取りました。

今回、それを大峯山に言われた気がします。
「泥まみれになって頑張んなさい」

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