‘山伏の日々彼是日記’ のページ

地蔵院大祭に向けて。

2015-07-13

ご無沙汰いたしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
しかし、暑い日が続きますね。先日突然めまいがして、どうやら熱中症でした。ここ最近の暑さに加えて忙しく動き回っていたせいもあると思います。
皆さんも体調管理には十分お気をつけください。

さて、私が住職を勤めている黒石の地蔵院の大祭が今月の23日にありまして、少しずつですが準備を進めております。
これも有難いことに、金剛寺にお参りに来られる方々が気に掛けてくださり境内の草刈り等をして頂いております。

草刈り 1

草刈り 2

草が伸び放題だった護摩道場も下の写真の通りスッキリです。

草刈り 3

炎天下、黙々と作業を続ける姿に、ただただ感謝するばかりです。

家に帰ると暑い中でもスズメ達は元気に米をついばんでいます。

スズメ 4

ハトも来ます。

ハト 5

ソラは伸びています。。。

ソラ 6

そんな日々です。
ふと岩木山を見るととても美しい夕暮れでした。

岩木山 7

岩木山がきれいに見えると良い事がありそうな気分になります。
色々ある毎日だけど、沢山の方や岩木山にまで支えられている気がするこの頃。
頑張ります!!

お不動さま。

2015-07-02

去る6月21日、金剛寺赤倉道場にて山開き法会 火性三昧が執り行われました。
しかし行が始まる前の行者さん達による水行中に、覚応院 溝江貞真住職が体調を崩し、すぐに救急搬送されたものの、24日に搬送先の病院で遷化されました。56歳の若さでした。
本当に急な出来事で今でも信じられません。

津軽の山伏は火性三昧一座と言われるほど仲が良くチームワークも抜群で、中でも溝江さんは中堅どころのムードメーカーで常に明るく、笑顔が印象的な先輩でした。
下は昨年の溝江さんの親戚の畑でのリンゴ収穫時の写真です。

覚応院さん

農作業は苦手なんだよなぁ。と笑いながらも黙々と作業をしていました。
どんな事にも手を抜かず一生懸命に勤める素晴らしい先輩です。
これがしたい、これはどうだろう。そんな時に真っ先に頭の中に浮かぶ先輩が溝江さんです。
太鼓がとても上手く、以前どうしても音を録りたくて、ある大祭の時にこっそりと録音したのですが、タモトの中でゴソゴソしながら録音したため、全く音が録れてなかった事もありました。

お寺に行くと、部屋に金剛寺カレンダーがあり、見ると毎月の岩木山の絵を並べて大切に飾ってありました。

岩木山

言葉も出ませんでした。
先日、覚応院にて通夜・葬儀が執り行なわれ、お寺に入りきれない程多くの方がご焼香に訪れました。
ただただひたすらにご冥福をお祈りするばかりです。

お不動さん

お不動さま・・・

泥まみれになりながら。

2015-06-11

ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は3日から10日まで旅に出ておりました。

3日にまず広島へ飛び、集まりに参加しました。
少し早く着いたので原爆ドームと資料館を見学しました。

原爆ドーム 1

資料館も行きましたが、小学生から外国人までたくさんの人でした。
印象的だったのは外国の方が涙を流しながら見入っていた事でした。
凄まじい状況がドンと伝わってきます。今の広島の繁栄は先人の血のにじむような努力があってのものだと、ひしひしと感じました。

夜に広島を後にして尾道の後輩のお寺に泊めてもらいました。
古刹 西国寺です。眼下に尾道の街が美しく広がるとても立派なお寺です。

西国寺 2

4日に京都の本山に移動し1泊。そこから若いお坊さんたち(青年会)で高野山に移動。
5日から9日にかけて、高野山(和歌山県)~大峯(奈良県)~吉野を練行し山に入る入峰修行に参加してきました。
高野山では金堂や大塔などの伽藍や奥の院をお勤めしてまわり宿坊に1泊。翌朝に奈良県へ向け出発。約30キロの道のりです。

高野山から 3

楽ではありませんが仲間達と一緒なので頑張れます。途中旅館に1泊して翌日昼に大峯山のふもと、天川村洞川(どろがわ)に到着。天気にも助けられました。
そこで本山から来た本体と合流。本山からは職員の他、一般参加者や近畿各地から来た講社の方々など、多くの行者で賑わいを見せます。
翌日午前3時に洞川龍泉寺を出発して歩くこと約3時間!夜も明け景色がうっすら広がる頃に山上に到着。

大峯 4

ここからさらに進み小篠(おざさ)という所で柴灯護摩のお勤めをしました。
そして大峯山寺でもお勤めをして、修行の無事と世の中の平和を皆で祈りました。

大峯 5

厳しい山です。先日も我々の仲間がここで命を落としました。とても辛いです。修行と言っても本当に命がけの行なのです。
厳しい行ですが、毎年皆ここに来ます。それぞれにひきつけられるものがここにあります。
山上まで来ると今年も来れたという気持ちになり、行者の表情も本当に良い顔をしています。 

山伏達 6

下山 7

大峯を下る昼過ぎ頃から雨が降り出しました。雨に濡れ泥にまみれながら午後4時、皆ケガもなく無事に洞川に到着しました。夕食ではそれぞれに労を労い、最後の吉野下りに向け英気を養います。
翌日も雨の中、午前4時過ぎに洞川を出発。
皆疲労が残る中、最後の力で吉野・金峯山寺に無事到着しました。

金峯山寺 8

ここからバスで京都に移動し本山に到着し最後のお勤めをして全ての行程が終了しました。
この行は喜怒哀楽が全て出ます。数日間ですが仲間と共に過ごし、泥にまみれて行に励む。そしてこの経験を日々の生活に生かす。
昔、師匠に「泥まみれになって頑張りなさい」と言われた事があります。きれいごとばかりでなく、苦労や努力を積み重ねながら坊さんとして生きなさいという事だと、私は受け取りました。

今回、それを大峯山に言われた気がします。
「泥まみれになって頑張んなさい」

竹の子。

2015-06-02

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
もう6月。時間の流れが早いですね・・
何かしても、何もしなくても等しく時間は流れて行きます。
出来る限り何かして時間の流れを感じたいです。

頑張るとは目標を持った人の行動力だと思います。苦労も同じで志を持って進めばきっと自分にそれが実となって返ってくるはず。そう信じて頑張りたいです。まだまだ足りないところだらけの自分にそう言い聞かせております。

さて!!
5月末から6月にかけて、我が家では竹の子狩りシーズンに入ります。
毎年6月に厳修する山開きに振舞う竹の子汁に使う竹の子です。昔は竹の子寿司も振舞っていたのですが、手間が半端ではなく、今では竹の子汁のみを振舞っております。

農繁期でお参りに来られる方もこの時期は少ないので両親は山へ出かけ、私は寺に留守番。
朝早くにおにぎりを持って意気揚々と山へ行く両親の背中はとても大きく見えます。
そして昼過ぎにはへとへとになって帰ってきます。
先日の収穫の結果がこちら・・

竹の子 1

大漁です。
そして皮むきをします。
包丁で切り目を入れひとつひとつ手でむいていきます。

竹の子 2

とても手間がかかりますが、あそこに竹の子沢山あったとか、あそこは思ったほど取れなかったとか、山でのエピソードをわいわい語りながら手を動かします。

竹の子 3

そして出来た竹の子を近くの加工場に持っていき大きな缶に詰めて保存します。
その日の晩ご飯の味噌汁は竹の子汁です。これがうまいのです。
せっかくなので先日、無理を言っていとこの叔母さんに竹の子寿司を作ってもらいました。

竹の子 4

世界一美味しい竹の子寿司です。

そんなこんなで着々と山開き大祭に向けて準備が進んでいます。
今年は第三日曜が21日です。

山開き

仲間たちと。

2015-05-20

ご無沙汰いたしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

先週から日曜日まで京都・鳥取・島根に行ってきました。
京都では本山で会議の他に観音さまの御開帳の法要があり参加しました。
仲間達との写真がこちら。

京都にて

千葉・鳥取・広島・愛媛と普段は皆各地で頑張っている仲間たちです!忙しい中、次の世代に繋ぐために一生懸命活動しています。
京都に一泊して法要に出た後、後輩の地元・鳥取県倉吉市に車で移動しました。約4時間の旅。結構遠いです・・
到着したのが午後6時、ご家族に迎えられ楽しい夕食を頂きました。ちなみに金毘羅院というお寺で、後輩の祖父が始めたお寺です。その昔に托鉢で倉吉の地を訪れた際、約30坪の土地を布施として頂き、そこからたくさんの方に信仰を集め現在に至るそうです。
本堂がこちら。

金毘羅院

今では山門や本堂・護摩堂・会館などなど、とても立派なお寺です。三朝温泉に近いので昔は温泉に来る団体の方々がお参りに立ち寄られたそうです。
今では団体が減ったそうですが、それでもご祈願に訪れる方で賑わっております。

ご老僧は最近、体調は優れない時もあるそうですがそれでもカクシャクとされております。
せっかくなので一緒に写真を撮りました!

ご老僧と

そして翌日、最終目的地の島根県出雲市に向かいました。
後輩の結婚式に出席するためです。
途中、後輩のススメで時間があれば縁結びで有名な神社にお参りする予定でしたが、移動に思ったより時間がかかり行くことが出来ませんでした。。。とても心残りです。
約2時間かけて出雲市に到着!ギリギリ披露宴に間に合いました。

新郎新婦と

この後輩とは京都にいた時、一緒に過ごした仲で今でも親しいお付き合いをしています。
その頃一緒だった先輩や後輩とも今回の結婚式で久しぶりに会うことが出来、さながら同窓会のような和やかな雰囲気でした。
皆、住んでいる場所が遠いので簡単に会うことが出来ませんが、それぞれが一生懸命頑張っていて、自分にとっても励みになりました!
「同じ釜の飯を食う」と言いますが、10年経ってその意味がしみじみと伝わってきます。
翌日朝イチの飛行機に乗るため、出雲空港に行くと・・

縁結び空港

出雲縁結び空港だそうです・・・
そんなこんなの駆け足道中でした。

家では毎日の勤めの後、父は薪を割り・・

薪割り

母は畑に苗を植え・・

苗植え付け

私は薪積み・・

薪積み

そんな日々です・・
頑張ろ!!

岩手にて。

2015-05-11

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
日中は暑いくらいですが朝晩はまだ寒さを感じるこの頃です。

さておとといから昨日にかけて岩手に行ってきました。
宮古市にある長根寺さんの大祭に参加してきました。
震災の活動時にご縁を頂いたお寺さんで、以降いろいろとお世話になっており、私の尊敬する先輩の一人です。
住職さんは一昨年から昨年にかけて大病を患ったのですが、今はだいぶ回復されて本当に良かったです。

宮古に向かう途中、岩手山も顔をだしてくれました。

1 岩手山

3月11日にも岩手に行く予定だったのですが雪で高速道路が通行止めになり行けなかったので岩手山にお目にかかれてホッとしました。
そして岩手山サービスエリアで私の大好物である冷麺を頂きました。時間が無く急いでいたのですがここは譲れません。

2 冷麺

シアワセな時間でした。
そんなこんなで長根寺さんに到着したのが夜の7時30分。午後4時に家を出たので片道約3時間30分!結構距離があります。
すぐに着替えて宵宮のお勤めに加わりました。お勤めが終わって皆さんと楽しい夕食!ご無沙汰していたので話が尽きませんでした。
住職さんがこちら。

3 住職

ご覧の通りとても優しい方です!
そして奥様がこちら。

4 奥様と住職

とても優しい奥様です!
おしどり夫婦です。

そして大祭当日。北上や一関から来られたお寺さん達とご一緒させて頂いたのですが、久しぶりの再会にこちらも話が尽きませんでした!

5 皆さんと

岩手の方たちは本当に暖かい方ばかりで、ありがたいご縁を頂いたとつくづく感じます。
無事に大祭も終わり、その後の神楽奉納も見学させて頂きました。

6 神楽

踊っている方は地元の水産高校の3年生で、神楽のキャリアも3年だそうです。約30分の踊りでしたが、とても3年には見えない圧巻の踊りでした!!
とても刺激になります。どこの地域でもそれぞれの伝統芸能があり、培われた文化がありますが、もっともっと世に広がって欲しいです。いついつまでも大切に続いて欲しいと思いました。

そんなこんなで新たな刺激を受けて無事に帰ってきました。
もちろん途中の岩手山サービスエリアで冷麺を食べて・・

今週末また遠くへ行ってきます!

獅子踊りにねぷた運行。

2015-05-08

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年は雪解けからあっという間に春がやって来て、桜も梅もリンゴも開花がとても早く気がつけば新緑です。そして大型連休も終わり、ひと段落といったところです。

さて、その連休中に猿賀公園では花と植木祭りが開催されておりました。
我々の町内では毎年そのオープニングに獅子踊りを披露します。今年も踊ってきました!

4 本番

ちなみに今年初踊りです。真ん中の獅子が私です。
約15分、とてもハードで最近の運動不足を後悔しながら必死に踊りました。

5 踊りメンバー

踊れた事に感謝です!

それから数日経った5月3日、ねぷたも猿賀神社入り口大鳥居から社務所までを運行しました。これは我々から「春ねぷた」として市や祭り実行委員会に企画・提案したもので、ねぷた同志会会長はじめ皆で準備に当たって実現しました。

1 ねぷた行進

人が集まるのか・事故無く運行出来るのか・この時期の運行に異論がでるのではないか等、様々な不安要素がありましたが、いざ始まるとたくさんの人に集まって頂き、事故も無く、多くの方に喜んで頂きました。本当にやって良かったと思います。
社務所前に1時間程展示して弘前・青森・五所川原等の囃子演奏も披露しました。

3 囃子演奏

連休中もバタバタな日々で花見も出来ませんでしたが、楽しかったです。

6 集合写真

明日からまた少し遠くに行ってきます!

百万遍。

2015-04-27

皆さま百万遍をご存じでしょうか。
春と秋の頃、町内をおばさま方が大きな数珠の珠を持って練り歩き村の境やお地蔵さまの前で「なむあみだぶつ」と唱えながら数珠廻しをするのがそれです。
この時期、私が住職を勤める黒石市にある地蔵院には各町内の地蔵講の方が数珠玉のご祈願にやってきます。

数珠の珠でひときわ大きな親玉があり、それをお寺にお参りに来てその年の干支の守り本尊さまの焼印を捺してもらいお加持をする、いわゆる位上げです。ひと団体約4名ほどでお参りに来られます。
1年にひとつ焼き印を捺し、それを何十年と続け、いっぱいになると親玉を新調します。いっぱいになった親玉は地蔵堂に奉られます。昔から続く津軽の風習です。

数珠玉

この親玉はお地蔵さまが持っている宝珠の形をしており、これはどんな願いも叶えてくれる有難い珠とされ、それを数珠につけて廻すことによって、村の厄を払い町内の安全を願うものであります。
津軽では弘前市の愛宕山橋雲寺さんと、黒石市の愛宕山地蔵院でこのご祈願を行っております。

正直とても勉強になります。その村によって様々な違いもありますし、後継者不足で存続に苦労する方々もおります。
そういった方たちとお話をする事で何か力になれないかという気持ちにもなります。お話をしてご祈祷をすると皆さんに本当に喜んで頂いて、こちらのほうが有難い気持ちになります。
ある講の方はお地蔵様に着せる着物を新調したとの事で、その着物もお加持しました。それがこちら・・

お地蔵さん着物

お地蔵さまを大切に守ってきた皆さんの熱を感じます。
お地蔵さまは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天のすべての世界にいる仏さまといわれ、六地蔵はその象徴です。
そして子供達を守ってくれる仏さまともいわれ、仏さまの中で一番身近な存在です。

私なりのことばで皆さんに言います。「皆さん、これは特定の宗教行事と捉えないで下さい。皆さんが村の代表として、村の安全と幸せを願う皆の行事です。様々な宗派はありますがそれぞれを組み合わせた津軽独特の風習、途絶えると次はありません。出来る事は何でも協力しますから、皆さんと一緒にがんばりましょう!」と。

普段数珠玉はお地蔵さまのお堂などに大切に保管されています。

地蔵堂

今日も地蔵講の皆さんに混じって私も数珠を廻してきました。
写真は一昨日のですが、どん!

百万遍

桜の花咲く下、いついつまでも続いて欲しい行事だと思います。
今日は飛び入りで子供さんも廻しました!今日の百万遍がこちら・・

飛び入り

その記憶が片隅にずっと残りますように。

地蔵堂リフォーム。

2015-04-27

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
桜も早いものでだいぶ散ってしまいました。寂しいですね。もう少しゆっくり観たかったです。

さて先日、仏師の小堀さんと一緒にお地蔵さんのお堂を作りました。
今までのはホームセンターから買ってきた雪囲いをそのまま使っていたので、小堀さんに相談してお堂風に直す事にしました。
まずは囲いを取り外しました。

囲い1

見ての通りボロボロです。
お地蔵さまはご覧の通り。

お地蔵さん

ここから小堀さんの腕が冴え渡ります。
あり合わせの木材を利用し、さらに屋根部分は今までの囲いを再利用です。
柱を立てて・・

柱建て

屋根を架けてさらに柱を補強して・・

補強

最後にすだれや幕、囲いなどを施して完成!

完成

以前とは見違える立派なお堂の完成です!
小堀さんは金剛寺に無くてはならない存在です。
本当にありがとうございました!!

皆さんも、お参りに来られた際はぜひお地蔵さまにお参り頂き、小堀さんの技をご覧下さい。

新聞に!

2015-04-23

さて、本日(4月23日)東奥日報夕刊に私が載っていると仏師の小堀さんから連絡がありました。
家では東奥日報をとっていないので直ぐに販売店へ行き手に入れました。
それがこちら。

新聞記事

多分、去年の赤倉の山開きの火性三昧の様子だと思います。
照れますね・・

今日も怒涛の1日でしたが、最後に甥っ子と妹を連れて猿賀公園に桜を観に行ってきました。

猿賀神社

猿賀公園

春本番ですね。
せっかくなので鯉にえさをあげました。

鯉

勢いが良すぎて少し怖かったです。

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