金剛寺報 第1号

2014-02-14

金剛寺の日々の出来事などをお伝えする新聞を創刊いたしました。少ない知識とつたない表現力ではございますが、感じた事や経験などを基に自分のことばで綴っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

赤倉山金剛寺とは

当山は真言宗のお寺として初代住職・蒔田照正僧正が開きました。お寺としては歴史も浅くとても小さなお堂ですが、文殊菩薩をご本尊にお不動さまやお地蔵さま、お大師さまを始め としてさまざまな仏さま、また赤倉さまなどの神さまが宿る、供養とご祈祷のお寺であります。
毎日午前十時にご供養とご祈祷のお勤めを致しております。
赤倉山という名の通り、岩木山のふもと赤倉の地に当山の修行道場があります。
冬は雪に閉ざされ大変厳しい自然環境の地、赤倉には古くから鬼が住んでいると言われ、その鬼が津軽の地と民を護る神、赤倉大権現として津軽の人々の信仰を集めてきました。
この霊地に照正僧正が修行道場を建立し、以来毎年6月の第三日曜日には修験者による火生三昧(津軽では火性三昧と言う)を厳修(ゴンシュウ)し、熱釜や火渡りなどの荒行を行い、五穀豊穣や海上安全、家内の安全を祈ります。


赤倉道場 火性三昧の様子

拝むということ

私を僧侶として形成して頂いた師匠に、初めてお会いした時、こう問われました「仏教とは何だ」と。その時に答えは見つかりませんでしたし、今でも「これだ!」と言うが出来ません。でもその問いが昨日の事のように鮮明に常に頭の中にあります。

何気なく過ごす毎日も良く考えればそれは特別な事だと思います。無事に過ごせる事に感謝し一生懸命生きる。そこに仏さまや神さま、ご先祖さまを感じる。この事こそが拝むという事の原点なのではないでしょうか。自分ひとりでこの世の中を生きているのではなく、多くの周りの人達や目に見えない何かに支えられて生きている。そう思えばどんな困難が立ちはだかっても一歩ずつ前に進んで乗り越える事が出来る気がします。

「感謝」の気持ちが自分の力をより大きなものに変えてくれると私は思います。

金剛寺の原点

初代住職の照正僧正は五所川原のお寺の末っ子で、終戦後に五所川原の地を出て、八幡崎の村が管理するお寺に入りました。
そこで托鉢や仏事を重ね、やがて金剛寺を建立するに至りました。
五所川原の地を離れる時、住職である父から一つだけ渡されたもの。それが右の写真にある「金剛鈴」という密教法具だそうです。
「これで托鉢をして頑張りなさい」そういう事なのでしょう。今はもうすり減ってボロボロですが音はとても清々しいです。
私も小さい頃、祖父と父と三人で寒の時期に托鉢をした記憶があります。
祖父がこの金剛鈴を鳴らしながらお経を唱え家々を廻り、布袋さんが持っているような大きな袋に父が米を頂き、私が玄関に貼る戸札という御札を渡す。米は重いのでソリに載せそれを父と一緒に引っ張った記憶があります。
金剛寺の原点がここにあります。

「護摩」智慧の火

金剛寺では基本的に午前十時から毎日お勤めを致しております。まずご供養のお勤めを行い菩提を弔います。その後ご祈願を行い護摩を焚きます。約一時間のお勤めです。
この護摩の火、智慧の火とも言われます。人類が進化する原点となったものが「火」です。火を手にする事によって人類は劇的な進化を遂げる事になるのです。しかし火は使い方次第で便利なものや危険なものとなります。
この智慧の象徴でもある密教の清らかな火をもって皆さんの健康、家内の安全をご祈願いたします。
またご本尊・文殊菩薩は智慧を授ける仏さまです。智慧と言っても学業の知恵だけではなく、生きるための智慧を授けてくれるといわれます。
どうぞお参りに来られる際は「智慧の火」に願いを託してください。
尚、都合によりお勤めが無い日もございますので、お参りに来られる際は事前にお電話にてご確認ください。

金剛寺の年中行事

  • 2月25日………開運厄除け星祭り祈祷会
  • 6月(第3日曜日)………赤倉山霊場山開会 火性三昧 ※岩木山ろく修行道場にて
  • 旧暦9月21日………四国八十八ヶ所お砂踏み法会
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