金剛寺報 第3号

2014-03-14

弥生三月

長い冬もようやく先が見えてきた気がします。今年は昨年ほどではありませんでしたが、それでも雪は深く津軽の厳しさを感じました。本堂にお供えした桜は一足早く花が咲いております。
弥生とは草木がいよいよ生い茂るという意味があるそうです。
この時期は卒業や進学、転勤など「別れ」や「出会い」の時期でもあります。春に向けて気持ちも体も全力で向かっていけるよう整える時期ではないでしょうか。そしてこれからの出会いにご縁を感じ、一生懸命勤める事が自身の成長に繋がると思います。

平成二十六年度厄除け星祭り

去る二月二十五日、当山恒例の厄除け星祭り法会が厳修(ゴンシュウ)されました。
当日は天候にも恵まれたくさんの方にお参り頂き、またお勤めの前には登山囃子などの演奏奉納もございました。
その後にお勤めが始まりました。前号で述べました通り、皆さんの一年の無事をそれぞれのお札に託し一心に祈念し、また参拝された皆さんの願い事が書かれた護摩木も同様に、護摩の火に投じて祈念致しました。
当寺はご承知の通りお堂も小さく、参拝の方が入りきらないので住まいの部屋も利用しておりますが、約三百名の方にお参り頂き、皆さんには窮屈な思いをされた事と思います。


お山参詣 囃子演奏奉納の様子

法要ではその年の吉凶を占う「柳からみ」や五穀豊穣を占う「護摩」なども行なわれ、参拝の皆さんも真剣な表情で見入っておりました。それによると春は少し遠く、秋は
突風などに気をつけるようにとのご神託がありました。
法要終了後には厄除けの豆まきや開運くじ引きが行なわれ、歓声が響き渡っておりました。
今年も明るく無事に過ごせますように。

3月11日

今年もこの日が来ました。あれから三年の月日が経ちました。
 思えばあの時、自分に何が出来るのか自問自答し、有志を組んで岩手や宮城を廻って、勤めや物資を届けたり、ボランティア活動に加わったりと、自分なりに悩み・考え行動しておりました。その時に出会った方々とは今でも親交があります。


岩手県宮古市の浄土ヶ浜

去る三月十一日は早朝の雪降る中、出発し岩手県宮古市に向かいました。
四時間かけ宮古市にある真言宗のお寺、長根寺様に到着。震災後にご縁を頂いたお寺で、事あるごとにお世話になっており、約半年ぶりの再会でした。
さっそく衣に着替え、車で田老町へ移動し、お経を唱え法螺貝の音を響かせながら町をひとり練行して巡り、次に宮古市沿岸部と浄土ヶ浜を同じく巡りました。
風景は年々変わっており、特に工事関係の車両や人が多く、また場所によっては土地をかさ上げするための土が盛られておりました。山の一角も削られ、聞けばそこを宅地にするとの事、もっとも震災後の人口減少は歯止めがかからず、ひとえに復興と言っても難しい現状があることを強く感じました。
長根寺さんに戻ったのが午後四時過ぎで、聞けば午後六時から宮古湾の岸壁で灯篭流し供養が営まれるとの事、私も参加させて頂く事にしました。午後五時過ぎ、宮古湾に到着すると、準備が真っ最中でした。
風も強く日も落ち、気温がぐんぐん下がる中、皆さん一生懸命準備されており、ただただ下がる思いでした。

祭壇には皆が持ち寄ったお供えのお菓子や果物が供えられ、準備が整ったところでお勤めが始まり読経の響く中、皆さん一心に手を合わせ、故人を偲んでおりました。
この日は遅くなったので長根寺さんに一泊お世話になり、翌日帰ってまいりました。
自分に何が出来るかという問いには未だ答えは見いだせませんが、その問いをこれからも探し続けようと思います。


岩手県宮古市の浄土ヶ浜

金剛寺のご供養ご祈願のお勤め

金剛寺では、ご供養とご祈願のお勤めを通常午前十時より執り行っております。
お参りされます折には事前にお電話にてご確認ください。
電 話 0172-57-2548

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