金剛寺報 第4号

2014-05-24

やっと春が来ました!

長く厳しい冬も過ぎ、待ちに待った春がやって来ました。桜や梅の花が一斉に咲いて津軽の春を実感しております。
弘前城公園では桜の木の下で宴会を開いて楽しんでおりますが、桜の花咲く木の下に集い、美味しいものを食べて美味しいお酒を飲み、話にも花が咲きとても良い気持ちになります。津軽の春の醍醐味だと思います。
そして桜の花が散りだす頃にリンゴの花が咲き、畑の仕事もいよいよ忙しくなってきます。

田んぼの神さま

桜と神さま。一見すると繋がりが無いように思いますが、実は密接な関係があります。
農耕文化の日本において、古くから田んぼには神さまが宿り五穀豊穣をもたらしてくれると信じられております。田んぼの神さまは冬には山にこもり、春がくるのをずっと待ちます。そして春、桜の花が咲く頃、里の田んぼに戻ってきます。農家の人々は田んぼの神さまをお迎えするため、桜の木の下で美味しいものや美味しいお酒を用意して「今年も準備が整いました。神さまどうぞ起こし下さい」と宴会を催すのです。そして田んぼを守り五穀豊穣をもたらして秋の収穫の頃には山の紅葉の衣を身にまとい、山に帰るといいます。
そう思いながら桜を眺めると春が一層待ち遠しく感じる事が出来ます。


弘前公園の桜

地蔵菩薩

数ある仏さまの中で最も身近で親しみのある仏さまと言えるのが地蔵菩薩さまではないでしょうか。
身近なだけに姿かたちも様々ありますが、一般的には優しく穏やかなお顔立ちです。
悩みや苦しみから慈悲の心で救ってくださる。また六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)全てに存在し、そこを巡る私達が、たとえ地獄にいようともお地蔵さまの慈悲の心で救ってくださると言われており、また子供を守ってくれる仏さまとしても信仰を集めております。
当寺では「お地蔵さまを遊ばせる」という、ご供養を行なっております。右のお地蔵さまがそのお姿です。普段は仏壇等にお奉りしご家族をお守りくださるお地蔵さまを、当寺にお参りに来られる際に一緒にお連れしてご供養をする。これを当寺では「遊ばせる」といいます。


金剛寺の仏さま

津軽の風習 百万遍

津軽では特に、各町内に地蔵講があり、春と秋のお彼岸の頃には大きな数珠玉を持って町内を巡り供養と祈願を込めて「南無阿弥陀仏」と唱え百万遍の数珠を廻します。
これはそれぞれの信仰する宗派を超えて、町内の安穏のために一生懸命祈るという、とても尊い津軽独特の風習です。最近は後継者の不足などでとても苦労されているそうです。私も出来る限り協力出来ればと考えております。

地蔵菩薩ご真言
オン カカカビ サンマエイ ソワカ
(稀有なるお地蔵様に帰依し奉る)

一木一草

長い冬の中で、風雪に耐える一本の木を見た時に「育つ場所も自分で決められないのにそこにしっかり根を張って生きている」と、ふと感じました。与えられた環境の中で精一杯生きる。
これは人間も同じだと気付かされました。
生命を与えてくれる親も、生まれる時も環境も全ては意のままになりません。その中で我々は与えられた命を全うするべく一生懸命根を張って頑張っているのだと。それは木も人も同じ。生きていれば良い事ばかりではなく悩み苦しみ、その中でほんの僅かながら良い事もある。その繰り返しだと思います。
「一木一草」 それぞれに命と宇宙を秘めているという意味がありますが、木は苦しいからといって場所を変えたり不平不満を言ったりしません。何も言わない木に、恥ずかしい位に学びました。その木がいま花を咲かせ新緑がまぶしくなってきました。

金剛寺のご供養ご祈願のお勤め

金剛寺では、ご供養とご祈願のお勤めを通常午前十時より執り行っております。
お参りされます折には事前にお電話にてご確認ください。
電話 0172-57-2548

金剛寺の年中行事

  • 2月25日………開運厄除け星祭り祈祷会
  • 6月(第3日曜日)………赤倉山霊場山開会 火性三昧 ※岩木山ろく修行道場にて
  • 旧暦9月21日………四国八十八ヶ所お砂踏み法会
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