皆様いかがお過ごしでしょうか。
5月も半ばへと差し掛かる頃、りんごの花も咲き誇っております。
そんな中、先日京都へ。
私の師匠が3月30日に遷化(せんげ)して、その追悼法要が本山で行われるという事で、自分も弟子として参列して来ました。
師匠は昭和4年、信州・上田の生まれで、戦後の昭和25年に醍醐寺で得度、以後僧侶として約70年、寺の護持・興隆、そして僧侶の育成にその身を捧げられました。行年96歳、真言行者の鏡のような存在でした。
親と子のように、師匠と弟子は特別な間柄です。生まれた時に「ともなり」と命名してくれたのも師匠、僧侶として一から教えて下さったのも師匠です。今こうしていられるのは師匠のおかげです。
当日は弟子のみならず多くの方が来られておりました。久しぶりに会う法友に皆、思い出話に花が咲きます。
三宝院の庭園も雨に洗われ新緑の鮮やかさが増していました。
三宝院本堂である弥勒堂にて、六十名を超えるお弟子さんやご縁のあった方と共にお勤めしました。
感謝の気持ちをお経に託して。それはそれはとても良いお勤めでした。
生前の師匠と。これは昨年にお会いした時のものです。
至らない弟子でスミマセンでした。
でも自分は師匠の弟子で本当に良かった。
ではまた。