皆様いかがお過ごしでしょうか。
9月はするっと過ぎて行ってしまい、今日から10月。
金剛寺ギャラリーも迫っており、焦っております。
さてそんな中、9月28・29日と東京へ。
真言宗の青年組織の年に一度の研鑽(けんさん)交流の場である全青連結集が東京の高尾山薬王院で開催されました。
とても穏やかな日和でまさに冷気満山高尾山といった感じ。
全国から300名を超える僧侶が集まりました。
記念講演では高尾山の住職に当たる佐藤管主(かんす)による真言僧侶の使命について熱く語られ、その想いに感銘を受けました。
その後、本堂にて記念法要が執り行われ、仏縁によって集う我々の想いを燈火に託し祈りました。
夜の懇親会では場所を八王子に移動して旧友と昔話に花が咲きました。
最高の仲間であり、沢山の方と繋がれている事に有難さを感じますし、自分の財産です。
翌日は再び高尾山にて法要。火生三昧が厳修されました。
清らかな炎が高々と上がり、その後皆で火渡りをしました。
真言宗は18の本山で構成されておりますが、それぞれのお山に法流というものがあり、修験道を行うところは実際の所そんなに多くありません。そんな中でこのような火生三昧が行われたという事に大きな意義がありました。
法縁燈火(ほうえんとうか)という今回のテーマ。とても心に響きました。参加して本当に良かったです。
無事に終わった結集大会。
せっかくの東京だったのでその後、時間をみて上野の博物館巡りをしました。
国立博物館では運慶作の仏像(撮影禁止)の仏像鑑賞、質感や表情の美しさに惚れ惚れ。
隣の法隆寺は宝物館では渡来の仏像の数々に時を感じ、さらには7.8世紀頃と言われる重要文化財の沈水香の香りに想いを馳せ。
上野の森美術館では正倉院の再現模造、いわゆるレプリカのクオリティの高さに驚き、
天下第一の名香といわれる香木・蘭奢待(らんじゃたい)の大きさと再現された香りに心躍り、およそ900円の香りレプリカを衝動買い。
どれもとても良い刺激を受けました。
スケールはだいぶ違うけれど、金剛寺ギャラリーも頑張らなくては!!
という気持ちになりました。
弘前市百石町展示館にて9月17~19日まで、
第9回金剛寺ギャラリー開催します。
皆さまのご来場を心よりお待ち致しております。
ではまた。