寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
今年は本当に雪が多く、年末年始も雪片付けの日々でした。
ふと外に目を向ければ今日もスズメが米を食べに待機しています。本堂の欄干の所にある餌場に毎日毎日、どんなに吹雪きだろうとスズメはやってきます。風雪に耐えながらたくましく生きるその姿に響くものがあります。
我々人間は、あたりまえのように電気があり、車があり、スイッチ一つで何もかも出来てしまう世界。その裏には感謝という気持ちが必要なのだと感じます。
あたりまえにたどり着くまでには苦労や不便の積み重ねが裏打ちとしてあるはずです。しかし時が経てばあたりまえの事として疑問にも思わなくなりがちです。事が起きてはじめてその尊さに気付く事がよくあります。
例えが微妙ですが、風邪を引いたときに思う健康の有難さがそれに近いのではないでしょうか。
感謝の気持ちを頭の片隅に少しでも置いておくだけで、日々の生活がさらに感情豊かになる「気」がします。
手を合わせるという事もまさに「感謝」の形ではないでしょうか。
この何気ない風景や日常がとても大切だなぁと感じます。
スズメさん、今日もたくさん食べて寒い冬乗り越えてね!!