皆さまいかがお過ごしでしょうか。
雪解けも進むこの頃です。
そんな中、今年も東日本大震災慰霊ご供養のお勤めに宮城・岩手の各地を巡ってきました。
実は9日に宮城の先輩の中村さんが青森に所用で来られていて、せっかくならと10日に一緒に宮城へ向かう事に。

10日、早朝の弘前の市場にて、父と中村さんとスリーッショット。
真ん中が中村さんです。
中村さんは宮城県の美里町・松景院の住職です。15年前に震災の支援に行くと決めた時、東京の先輩から紹介して頂いて以来のお付き合いです。縁というのは本当に不思議なものです。

お寺を8時に出発してお昼前に松景院に到着。
市場で購入したトマトをお供えしてお参りしました。
中村さんとはここでお別れ。ここからは千葉から参加の金澤さんと合流、一路石巻市へ。

風は冷たかったですが穏やかな空と海でした。
海を後にして石巻市の大宝院に到着。
お寺と言っても住宅を改修してお勤め出来るように荘厳されたお寺です。
住職の天野さんは震災後、関西から移住してここを拠点に頑張っている後輩です。

市場から持ってきたトマトをお供え。宝珠の形をしていてとても喜ばれました。


各地から集まった法友達と共に、夕方6時から復興祈念法要を厳修。
一心に全ての方の息災を祈念しました。
お勤めの後は仲間たちと食事。近況を語り合ったり昔話に花が咲いたりと、あっという間に時間が過ぎていきました。

ポテチでもてなしてくれた優しい天野住職です。
この日は市内の旅館に一泊。
15年という節目だからなのかは分かりませんが毎年宿泊している近所のルートインホテルの予約が取れず、美浦旅館という宿に一泊。ここは震災の津波の被害を受けた所で、相当なご努力で復旧され今に至っている旅館です。建物は民宿のような佇まいですが、おかみさんの優しさが染みるお宿。

朝食が凄すぎました。
おにぎりや焼きそばパン・カップラーメンも付いています。
きっとお仕事をされている方のお昼ご飯の意味合いがあるのでしょう。心遣いに恐縮です。
宿を後にして仲間と共に市内を巡りました。





風は冷たく吹き続けていましたが、皆で一心にご供養の祈りを捧げました。

例年通り、私と千葉の神崎寺(こうざきじ)から参加している金澤さんはここから岩手へ。
また来年一緒にお勤めしようと誓い、石巻を後にしました。

石巻から岩手県陸前高田市へ車で1時間弱の道のりです。
震災後、道路が急ピッチで整備され、今ではあっという間です。以前は海沿いを沿岸に沿って走っていましたが、今では山手の自動車専用道路で真っすぐです。

午後1時頃に陸前高田の金剛寺さんに到着。
そこからすぐ近く、丘の上にある金剛寺さんの兼務しているお寺で慰霊法要をお勤め、2時46分には皆で黙とうを捧げました。

左奥の方が金剛寺・小林住職、右の方が奥様です。
いつも温かく迎えて下さいます。お元気そうでなによりでした。
陸前高田を後にしてさらに北上、宮古市へ。
こちらも道路が整備され以前よりも劇的に早くなりました。

ただ、ずっと山の中の専用道路を走っているので、せっかくなので途中で降りて海沿いを北上。
穏やかな風景が広がっていました。

一時間半程で宮古市の長根寺(ちょうこんじ)さんへ到着。

午後6時より震災物故者慰霊法要を厳修しました。

金剛寺さんも長根寺さんも震災の支援活動以後、ご縁が生まれ今に繋がっております。
震災発生時、しばらくして東京の先輩・佐久間さんから安否確認の連絡があり、そこから宮城の松景院・中村さんを紹介して頂き、松景院さんの兼務寺・岩手県一関市藤沢にある圓融寺(えんゆうじ)をベースに被災地を巡りました。車いっぱいに水や食料などを運んだ記憶がつい最近のことのように蘇ります。
そして中村さんから長根寺の武田さんや金剛寺の小林さんを紹介して頂き、さらに岩手県内の沢山の若手僧侶とご縁が繋がっていきました。
佐久間さんからお話を頂いた時は3月の下旬の事で、周りの友達からは「危険だし迷惑かけてもだめだからやめた方が良い」とアドバイスももらいました。
そんな難しい状況の中で自分は行く事を決めました。
「今行かないとこの先ずっと後悔するんじゃないか」
そう思いました。良いか悪いかは判断がつきませんが、その一歩が今に繋がっています。
本当に人生って不思議なものですね。

たろう名物かりんとうを頂きました!母も妹もこのかりんとうが大好きなのです。
夜は武田さんご一家から夕食をご馳走になり、近況や昔の話、これからの事などなど話は尽きませんでした。
翌日、宮古市を後にして盛岡へ。

恒例の昼食冷麺。
二人で腹ごしらえをして、ここで千葉の金澤さんとお別れ。
駆け足であっという間の二日間でした。

帰るとサラが、かまってくれと邪魔をしてきます。

雪も消えて散歩。

おやすみなさい。
何気ない日常がとても尊いですね。
日々穏やかでありますように。
ではまた。