皆さまいかがお過ごしでしょうか。
去る6月16日(第三日曜日)午前11時より、第59回 金剛寺赤倉道場山開き法会が執り行われました。
当日の予報はどれもみな雨と発表されていたので、どうなる事かと気を揉みましたが、火性(生)三昧を厳修している間は雨も降らずに待っていてくれたようで、終わってからザーザーと降りました。赤倉の大祭は今まで雨で中止になったことが無く、これも何かに守られたという事なのでしょうか、ありがたい限りです。
有志による登山囃子奉納の後に三昧が始まりました。
沢山の行者さんで道場は所せましです。ただ、行者さんはその道場の中で動くタイミング・通ってはいけないところ・火の位置などなど細かい所に気を配りながらそれぞれが動きます。危険な行なので必然ですが、誰でも・自由にとはいきません。細かな作法があります。それは各々が口に出さなくても、目線で合図しあえるような密な行者関係であればこそだと思います。
願文を奉じて皆さんの家内の安全や身体の健全などを祈念します。
柴燈護摩の後、火性三昧が行われます。火渡りなどの火生三昧は全国で行われておりますが、ここ津軽において他の地域にはない作法が多く、独特な三昧なのです。
細かい行の説明については過去にも説明しておりますので割愛します。
松明の行。
熱釜の行。
火渡りの行。
火渡りは他の地域と違って炭火の上を歩むので絶対にわら草履を履いて頂きます。
終盤の火渡りの頃から雨が降り出しました。よくここまで持ちこたえてくれたといったところでした。
この行はこの地でこの環境でこの雰囲気で行うからこそのものだと思います。
この先もずっと続いていけるように頑張ります。
では。