2月, 2015年
星祭り祈祷法会。
2月25日。それは当寺の星祭りの日です。
今年は旧1月7日、そうです。猿賀の七日堂大祭と重なる奇跡的な日でした。
まずは早朝から大祭準備!
今年は準備期間を少し早めたお陰とたくさんの方にお手伝い頂いたお陰でスムーズでした。
ご覧の通り。
ウチの甥っ子も走り回っております。
そして8時過ぎには早くもお参りの方が訪れ、9時過ぎには受け付けも忙しくなってきました。
そしてどんどん人が増える中、私は猿賀のお寺さんに走ります。
前項で述べた通り、大祭日が重なっていたからです。でも気になりません。それぞれがそれぞれの役割を最大限発揮して頂けるからです。
猿賀のお寺さんの大祭開始時間が午前10時30分。ウチは11時。多少遅れますが何とかなります。
これもご縁です。お寺さんの大祭を終え、金剛寺着が11時20分!
何とか合流しました。
お勤めも滞りなく進み、無事に終了。狭いお堂にたくさんの方がお参りに来て頂き本当に感謝感謝です。
様子がこちら。
ぎゅうぎゅうです。
法要の後には豆まきやくじ引きなどが行なわれ皆さんの1年の健康と家内の安全を祈願する全ての行事が終了しました。
皆さんが帰られた後は片付け!一斉に元に戻す作業です。こちらもお祭り騒ぎです。
こうして午後2時頃には全て終え、お手伝いの皆さんとお弁当を広げささやかな「おとき」をしました。
そんなこんなで、ドタバタな1日でした。
行き届かない所も多々ありました。ここでお詫び申し上げます。
歴史も浅いこのお寺で思うのは、金剛寺はたくさんの方に支えられ成り立つお寺だという事です。ひとりひとりの繋がりがこのお寺の基盤です。それこそが金剛寺の原点だと思います。
お参り頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
今年1年、皆さまにとって良い年となりますように。
七日堂大祭。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日はいろいろありました。
まず、隣の猿賀地区にある天台宗の蓮乗院さんの七日堂大祭がありました。
毎年旧1月7日に行われる行事で、今回もお手伝いに行ってまいりました。
天台宗と真言宗。お互いに似ていながら違いもあり、とても勉強になります。
何より蓮乗院の和尚さんがとても良い方で、宗派にとらわれない広い視点で接していただけて、本当に懐の広さを感じる方です。それが私にも大きく生かされています。
大祭では和尚さんが導師を勤め、私が経頭を勤めます。
今回は加えて、和尚さんの娘さんと息子さんが一緒にお勤めをしました。共に大学生で他県在住ですが春休みで帰省しており、一緒にお勤めをしました。
これはあたりまえのように感じるかもしれませんが、中々出来ない事です。
和尚さんが護摩を焚く後ろで一生懸命に錫杖を振りお経を唱えました。
本当に貴重な時間、貴重な経験でした。
しかし、私には時間がせまっておりました・・
なぜか。それは、ウチのお寺の大祭日と重なっていたからです!!!
続く。
大祭準備。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は相変わらずバタバタしております。1日が本当に早く感じます。
25日の星祭りに備え準備に追われております。
星祭りでは1年の厄を払い家内の安全を祈願する法要の後に豆まきやくじ引きなどを行なう、とても賑やかなお祭りです。
檀信徒さんにお手伝いを頂きながら準備をしております。本当に有難い手助けです。
くじ引きでは父の描いた凧絵などが景品としてあるため皆で仕上げます。ちなみに私はその作業に加わりません。親子の距離感といいますか、他に徹します・・・
男性陣が主に制作にあたります。
他に昨日ついた餅も切りもしました。こちらは女性陣が行ないます。
お互い話に花が咲き、笑い声が響く中、上手に仕上げていきます。
そして休憩も話が大盛り上がりです。
そしてこの日の作業を終え、皆さんが帰られた後にねぷた囃子の練習会を本堂で行ないました。
2週間ぶりの練習で今回もキレイに忘れており、感覚を掴むのに苦労しました。
ちなみに囃子の会の名称が先日決まりました。ズバリ「魂響」!!たまゆらと読みます。たましいが響きあうという願いを込めてこの名称に決まりました。
皆で楽しく学んで自由な空気で盛り上げていこうというのが我々のモットーです。中々皆の時間が合いませんがそれでも練習を重ねていろんなところで披露出来ればと思っております。
小さくて歴史も浅いお寺ですが、活気はあります!
今回は1時間半くらいの練習でしたが皆で一生懸命音を響かせました。
そしてこちらも休憩では話に花が咲きました!
そんなこんなで大祭を迎えます!皆さまのお参りを心よりお待ち申し上げます。
乳穂ヶ滝氷祭り。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は雪もいっぷく。穏やかな1日でした。
さて、去る2月15日、西目屋村にある乳穂ヶ滝の氷祭りに行ってきました。
毎年この時期に滝の前で柴灯護摩祈祷を厳修し、火渡り・豊作占いを行ないます。
滝の前にある僅かなスペースを道場にして行なわれるのですが村を挙げての行事でもあり、多くの方がお参りに訪れておりました。時折吹雪きに見舞われる中、一生懸命に皆で祈願しました。
そして、皆さんがとても楽しみにしているのが豊作占いです。
数年前から五所川原在住の木村さんという、当寺の信者さんが吉凶判断をしております。
ワラを束ねた松明3本(早稲・中稲・晩稲)に火を灯し、その燃え具合で判断します。その結果・・・
「春は遠く、春先の風に気をつけ、夏はすぐ過ぎ秋・冬が来る。台風よりも突風に気をつけるように。」とのご神託が出ました。
次に火渡り修行に入りました。
足場が固く降り積もった雪の上なので本当に気を使います。他ではまず見られない火渡りです。
火渡りに限らず、場所が場所なのでご祈祷の最中に雪や氷が落ちてこないか毎年ハラハラです。
道場横に鎮座しているお大師さまのお陰で今年も無事に終える事が出来ました。
お祭りの最中の写真は撮っていないので載せる事が出来ませんが、その模様が陸奥新報に掲載されておりました。
私もチラッと写っております。
他にも東奥日報や、NHKのニュースなどでも取り上げられておりました。
皆さんも機会がありましたらぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
雪に負けない!
今日は午後から猛吹雪で、こんな吹雪は数年に一度だと思います。
薪もがんがん焚きました。
母曰く、薪は一本じゃだめだ。ケンカしないと燃えないから二本入れなさい。と言います。確かにメラメラ燃えます。
それにしても雪に翻弄された1日でした。
午前中は黒石のお寺の雪かき。午後は自坊の雪かきやら前の道路の吹き溜まりの除雪、ご近所さんの除雪応援、夜には弘前にいて雪にはまって動けなくなったイトコの車の脱出応援、雪・雪・雪です・・・
でも負けません。雪国の宿命です。必要とされる限りは何とかします。雪に限らず、これは金剛寺の宿命と思っております。
山伏修行で山に入った時に感じるのは、ひとりでは何も出来なくても皆が力を合わせればどんな困難も乗り越えられるという事です。助け合いです。素の自分になります。肩書きは通用しません。困った時こそ個々の力と個性が発揮されます。
日々そうでありたいと思います。困った時にパッと浮かぶ人、坊さんとしてそうでありたいと思います。
なぁソラよ。
ねぶた囃子練習。
さて、今日は仲間たちとねぶた囃子練習を行ないました。
これは、地元町内のメンバー有志で様々な囃子を学んでお祭りや行事に生かそうと始まったもので、今回で2回目です。
なにせ有志なものですから、町内の集会所を利用する金銭的な余裕はありません。
なので今回はウチの本堂で練習を行ないました。本堂はそんなに広い訳ではありませんが皆が集まって練習するにはちょうど良いスペースです。
地元の囃子はそれぞれが出来るので、まずは青森ねぶたを学ぼうと前回に引き続いての練習を行ないました。
午後4時頃から6時過ぎまで、パートに分かれたり一緒に合わせたり、慣れない囃子に悪戦苦闘しながらも音を合わせていく過程が何とも言えず楽しい時間でした。
ちなみに私は太鼓です。ご祈祷の太鼓とは勝手が違うのでなかなか上達しませんが、これからも練習を続けていこうと思います。
愛知県に行ってきました。
ご無沙汰いたしております。
さて先日、愛知県に行って来ました。2月3日の節分祭のお手伝いをするためです。毎年参加しておりかれこれ十数年になります。
京都にいる時にご縁を頂いた先輩のお寺で、参加するたびに勉強になり刺激を受けるお寺です。
当日は天候にも恵まれ、たくさんの方がお参りにいらしておりました。
ここのお寺さんの凄いところは、午前9時から始まり午後4時過ぎまで護摩祈祷が続くことです。
一回の護摩祈祷の時間が十数分でこれが何十回と続きます。今年は34座(回)でした。
この間、護摩導師を勤められる先輩のお父様、つまり住職さんは昼食もとらず、ひたすら祈願とお名前の読み上げを続けます。
住職さんは年齢が80歳です!凄すぎます。ちなみに住職さんのお母様は100歳です!!
そしてなにより尊敬出来る所が、常に平常心で疲れた表情も出さず、笑顔を絶やさないところです。
本当に学ぶところが多い節分祭です。
ちなみに金剛寺では2月25日に厄除け星祭りを厳修致します。
皆さまお待ち致しております。