7月, 2017年
地蔵院大祭迫る。
暑い日が続いておりますがいかがおすごしでしょうか。
ねぷたまつりも近づき、夕暮れ空にねぷた囃子の練習する音がどこからともなく聴こえてくると、季節の移り変わりの速さを実感します。
さて、来る7月23日、黒石市の地蔵院宵宮祭が厳修されます。
宵宮もまた季節の訪れを告げる風物詩として、皆さんにお参り頂いております。
今年も火性三昧を執り行うべく沢山の方のお力をお借りしながら準備を進めております。
どんな事であれ、継続するという事はとても大変な事です。
先人の想いをリレーのようにつなげていけたらと思っております。
夜7時より。どうぞ皆さま、お参り下さいませ。
お地蔵さま。
アジサイの花咲くこの頃、皆さまいかがおすごしでしょうか。
7月に入り暑さも増して夏らしく感じられます。
季節の移ろいは早いですね。
去る6月、黒石の地蔵講のご縁日にお邪魔して、皆さんと一緒にお勤めしました。
地蔵講は各町内に昔からあり、春・秋のお彼岸には大きな数珠を皆で持ちながら練り歩いて、お地蔵さまや村の境の所などで「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら数珠を回して、町内の安全を祈るものです。
春になると黒石・田舎館の地蔵講の皆さんが、自分が住職を勤める愛宕山地蔵院に数珠の親玉をとお供え物を持ってお参りに来られ、数珠の祈願をします。
そんな時にいつも耳にするのが高齢化と後継者不足です。そして何をしているかが正しく伝わっていないという事です。これをどう理解してもらえるかを春に皆さんとお話ししていて、その一環としてご縁日には皆さんの所に足を運んで一緒にお勤めしたり、愛宕山の地元の講では一緒に数珠まわしに参加しています。
自分にとってこれは昔々の「布教」の原点なのではないかと思っています。布教と言っても、自分の宗派を押し付けるのではなくて、こういう風習をどう継続していくか。そのために自分に何が出来るかという事です。情報ばかり溢れる世の中でリアルをどう作っていけるか。それは一人ひとりとつながっていく他に方法はないと思います。
過去・現在・未来。リレーのバトンのようなものです。未来にバトンを渡せるように全力で走らないといけないですね。
数珠玉↑
町内の安全を願う春の数珠まわし↑
お地蔵さま縁日↑
お勤め後に地蔵講の皆さんと↑
気が付けば7月。
皆さまいかがおすごしでしょうか。
毎日がとても早く、それについていくのがやっとで、気づけばもう7月です。
今年の初めに自分にいくつかの目標を立てるようにしました。
ただ日々をやり過ごすだけではいけないと一念発起です!
ひと昔ふた昔前、その頃はバブルというか日本の黄金期といえるような時代で、都市部であろうと田舎であろうと、様々なビルやホール、リゾート開発などのハコモノが作られていきました。畑の砂利道まで立派に舗装されていき、バラ色の未来を皆信じて疑いませんでした。。。からの今現在です。それからというもの、大事なのは中身だソフトだと言われて久しいですね。
これを人に当てはめたらどうなるのかと思いました。年齢や肩書、所得などのお金。これらがバッと崩れた時、同じようなことが起こるのではないかなと思いました。大事なのは中身。毎日の積み重ねというものが、分かっているけれどそれが出来るか。日々の生活の追われてしまうと中々それが意識的にできないです。
だからこそ、目標を立てました。
カギは中身。日々の生活で培われた人との繋がりというソフト、お寺というハード、これを生かしてみよう。
文化財は無いけど人との繋がりで生まれた様々な「結晶」はお寺にとっての「宝」。それを公共の展示スペースで披露する事にしました。
細かい内容は未だ決まっておりませんが、11月の3・4・5日、藤崎町常盤の「ギャラリーあすか」で金剛寺の企画展を開催します。
追ってホームページでもご案内致します。
日々に流されるのではなく身を任せる。似ているけど違うはず。
それを確認するうえでも大事な目標になりそうです。
下の写真は約40年前の落慶した頃の本堂(上)と現在の本堂(下)です。だいぶ雰囲気も変わりました。
今も変わらず皆さんに支えられている事に感謝です。