6月, 2018年
ものほん再放送。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日6月30日深夜1時30分からNHK総合で「ものほん東北見聞録」が再放送されます。
壇蜜さんが「カミサマ」を探して津軽を廻るという内容で当寺も少し映っております。
以前にブログでも書きましたが、カミサマという人格者はいわゆる「占い師」さんとは少し異なるものであって、津軽特有の風土、北国という特異な環境の中で育まれた教えであります。その事をよくよく踏まえた上で、その内容をご理解いただければと思います。
完全な口コミで、人々の悩みや苦しみを少しでも癒すべく勤め、普段は静かに穏やかに過ごしているカミサマたちです。
完璧な人などいません。私もカミサマも皆さんも、日々迷い悩みながら、良い方向に向かうよう、考えその生き方を模索しているのだと思います。
答えはないけれど、津軽の神さま仏さまから感じる「ヒント」に気付けるよう、日々頑張っていけたらと思います。
サッカーとウサギとステッカーと。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
昨日サッカーワールドカップロシア大会の日本対ポーランド戦をウサギのソラと観ておりました。
夜遅くまで応援し、気持ちの高まりも収まらぬまま0-1で敗戦、しかしながら決勝リーグ進出という不思議な結果に戸惑いながら、床に就いたのが深夜になってしまい、おかげで朝は寝起きから目まいがひどく、歳と体力の低下を感じずにはいられませんでした。
歳と言えばソラももうかれこれ10年になるでしょうか。ウサギの寿命がおよそ10年だそうで、往年のやんちゃな姿は今は見る影もありませんが、それでも大事な家族の一員です。永く元気でいて欲しいと願います。
話は変わって、先日完成しました交通安全ステッカーですがおかげさまで好評です。
ちなみに今までの金剛寺交通安全ステッカーがこちら↓
若干、時代の流れを感じます。
車のお祓いの後にお授けするのですが、最近はあまり貼って頂けませんでした。
そして在庫もなくなったのでこれを機会に一新したのです。ただ、昨今のステッカーを貼らない風潮にあえて交通安全を第一に考えて、お寺の名を外して作ったのですが、逆に「お寺の名前入りが欲しい」、「交通安全以外にお守りステッカーとして車以外に貼りたい」等、制作する前にお聞きすればよかったと思うご意見も多数いただきまして、この度新たに「金剛寺お守りステッカー」を制作することに致しました。
来週完成予定です。
永代供養墓 宝篋印塔(ほうきょういんとう)
金剛寺では兼務寺の黒石市・愛宕山地蔵院と共に永代供養のためのお墓、宝篋印塔(ほうきょういんとう)という供養塔を建立致しました。
永代供養とはお寺にご縁のあるすべての御霊、つまり有縁精霊をお寺が代々に渡りご供養を重ねる事で、近年では後継者がいないご家庭の方や様々なご事情でお墓を建立する事が出来ない等のご相談を受ける機会が非常に多く、当寺としてもその声に出来る限りお応え致したいと数年がかりで建立に至った次第です。
とは言え、現在では他のご寺院さまでも永代供養墓を建立されており、形式も様々あります。ですから供養をお考えの際はまず、それぞれのご供養の内容をよくよくご覧頂き、そのうえでご自分の望まれる形に合ったご寺院の供養を選ばれることをお勧め致します。ですからご不明な点がありましたらその都度ご確認下さい。
先ずは皆さまが安心してご供養される事が第一だと思います。
当寺院の永代供養墓・宝篋印塔につきましても、皆さまに安心してご供養頂けることを第一に考え建立致しました。お悩みの方はお話のみでも構いませんのでお問い合わせください。
宣伝等は致しておりませんが、お墓のことで悩んでいる方々の一助となれればと考えております。
第2回 金剛寺ギャラリー開催決定。
第2回金剛寺ギャラリー
本年11月2.3.4日、開催する事が決まりました。
昨年、ギャラリー終了後に絵師の八嶋さんが「こうゆう事は続ける事が大事だ。そのためのお金もとても大事だ。だから皆んなから協力してもらえるように協賛箱作ったからこれ使って!」と、お手製の協賛金募金箱を寄贈して下さいました。以来本堂に設置して、先日の山開きにも持って行きました。
その協賛金を基に藤崎町常盤の資料館あすかに施設使用料を納め、開催確定となりました。
これはご協賛頂いた方々による開催であり、金剛寺ギャラリーを皆さんが開催するという事だと思います。先ずは皆さまに心より感謝申し上げますm(_ _)m
清浄(しょうじょう)でありたいと願う日々。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
当地はかなり久しぶりに雨が降っております。
雨は何かと嫌われがちですが、「清める」という意味もあり、また五穀豊穣には欠かせない恵みをもたらすもので、見方を変えればこれもまた有難いものと言えます。
話は変わって6月の上旬に和歌山の高野山から奈良の大峯山へ、登拝修行に参加して参りました。
お坊さんの集まりの青年会に関わっていた時はおよそ14年間、毎年この入峰(にゅうぶ)修行に参加しておりましたが、ここ最近は中々参加できず、3年ぶりに入峰修行が出来ました。およそ4日間の日程で全国から集まった約30名の青年僧侶と行動を共にしました。
油断すれば危険が迫る非日常の世界。それでもまた身を寄せたくなる魅力のある近畿の山々。清浄(しょうじょう)なその世界に自分は日頃の行いを反省しつつ、現実世界でもっともっと頑張らなければと思いました。
カミサマという人格者。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
昨年の事ですが、村上晶さんという研究者による著書「巫女(ふしゃ)のいる日常」という本が出版されました。村上さんは当時、筑波大学大学院の研究者で津軽のカミサマをテーマに論文を発表され、それが書籍として世に出ました。金剛寺の事についても詳しく記録されております。
初めてお会いした時、アポなしで来られてとても緊張されていたのをよく覚えています。覚悟を決めてゆかりのないこの地に飛び込んできたという印象でした。
カミサマは記録として残っているものは非常に少なく、巫者がどういう気持ちで活動されているかをしっかり残してほしいという気持ちで自分は協力しました。村上さんは本当に一生懸命研究されていました。
いわゆる「カミサマ」という方は津軽に今ではだいぶ見かけなくなりましたが、それでも口コミで人々の心の拠りどころとして今でも静かに静かに信仰を集めています。
正直、イタコさんやカミサマを口で説明するのはとても難しいです。
自分は小さな頃からイタコさんやカミサマと接する機会が多かったです。祖父に当たる初代住職がそういった巫者の方を導いたり、接する機会が多くまた、巫者の口寄せで「金剛寺でご供養してもらいなさい」、「お祓いしてもらいなさい」と助言をもとにお参りされる方が多かったですし、現在でもそういった方々が日々お参りに訪れます。
そういった生活環境のなかでカミサマ達は特別な存在ではなく身近な「野のカウンセラー」として優しく凛とした方々の印象があります。
皆さんそれぞれに大変な想いや苦労をされてこの道へ進まれた方々です。そういった人格者が悩みや苦しみを抱えた人を救うべく慈悲の気持ちで優しく、時には厳しく導いてくださいます。
求める人も、いわゆる「当たりはずれ」を求めるのではなく「声を聴く」、「ご先祖さまの言葉に触れたい」という方が多いです。これは占いと違うところだと思います。ですからカミサマの言葉を聞く時は自分をよくよく見つめたうえでその心に触れる事をお勧めします。
これは30年以上昔の金剛寺赤倉道場の山開きでの写真です。
こういった方々の礎があってこそ今の金剛寺があります。
そして6月30日深夜1時30分からNHKの番組「ものほん」という番組で金剛寺も少しだけ放送されます。これは2月に東北ローカルで放送されたものですが、女優の壇蜜さんがカミサマを訪ねて当寺にも来られたもので、村上さん同様、覚悟を決めてこの地に飛び込んで「アポなし」で来られ、自分は腰が抜ける思いでしたが、わざわざお越しいただいてとてもうれしかったです。
よろしければご覧ください。
新・交通安全ステッカー
先日、新しい交通安全のステッカーが完成しました。
昨今は交通安全ステッカーは貼られない傾向にあり、これは何故かなとずっと考えておりました。
そんな中で自転車ブームもあり、これならばと思ってもらえるような交通安全のお守りはどんなものかと考え制作しました。
岩木山のふもと、雲に覆われている赤倉の鳥居をシンボルに、皆さんの交通安全を祈願します。
お地蔵さま縁日。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
毎月24日はお地蔵さまの縁日です。
そしてこの時期になると各町内にある地蔵講の皆さんがお地蔵さまにお供え物などを供えてお祭りを行います。
昨日(23日)も黒石市内の地蔵講の皆さんと一緒にお経をあげお参りしました。
こういった祭事は年々減ってきているように感じられますが、永く続いて欲しいと願います。そのための協力は何でもしたいと思います。
永代供養について。
実は昨年の11月、金剛寺では兼務寺の黒石市・愛宕山地蔵院と共に永代供養のためのお墓、宝篋印塔(ほうきょういんとう)という供養塔を建立致しました。
永代供養とはお寺にご縁のあるすべての御霊、つまり有縁精霊をお寺が代々に渡りご供養を重ねる事で、近年では後継者がいないご家庭の方や様々な事情でお墓を建立する事が出来ない方に注目されているご供養です。
さかのぼる事数年前、お世話になっている地元の葬儀社さんの社長さんから「お寺さんでお墓を作ってほしい」と言われたのが始まりでした。それからも事あるごとにその話をされました。初めのうちは「難しいですよ」とお伝えしていたのですが「困っている人がこれから先出てくる。そんな時にちゃんと受け入れてくれるお寺が必要なんだ」と、社長さんの熱意に押され、その可能性を探りました。
とは言え、新規にお墓を建立する事は想像以上に困難でした。法律や行政の壁に直面しながらも「困っている人のため」のお墓をと、可能性を信じて探し回った結果、何とか出来そうだ。というささやかな手ごたえをつかむ事が出来ました。
すぐさま社長さんにその事を伝えに行きました。社長さんは「ありがとありがと。出来る事は何でも協力するから!」
しかし、それからしばらくして社長さんは突然、永遠の旅に出てしまいました。
自分に対して社長さんからの「遺言」になってしまいました。
その遺言に「両親やお寺、そして他の誰にも負担をかけずに、自分の力でやってみよう」と奔走する事1年半。沢山の方の協力を得ながら昨年の11月に黒石市に小さな供養塔を建立する事が出来ました。
宣伝等は致しておりませんが、お墓のことで悩んでいる方々の一助となれればと考えております。
だいぶご無沙汰致しました・・・
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
だいぶ更新が滞ってしまいまして、このページをご覧になっている方から「いつ更新されるの?」とお声を頂きました。申し訳ございませんでした・・
そして、いざ更新しようとログインしようとしたところ、パスワードが分からなくなってしまって、また時間がかかりました。今後は更新を心がけてパスワードを忘れないよう気を付けます。
時間の過ぎる速さに戸惑いながら気が付けばもう6月。先日も赤倉の道場で山開きの大祭が行われ、多くの方にお参り頂きました。
まずはその時の様子を掲載いたします。
今年も火性三昧の行が無事に勤められた事、皆さまに心より感謝申し上げます。
そしてホームページも、もっと更新を重ねられるよう心がけますので、今後ともよろしくお願い致します。