5月, 2019年
忙しくも穏やかな日々。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
気が付けばもう五月も終わります。
シャクナゲも満開でした。
田んぼにも水が入り、田植えも済んで岩木山から田んぼの神さまが下りてきて見守っているかのようです。
スズメも仲睦まじくチュンチュンとさえずっています。
本堂の欄干に木の切り株を置き、そこに施餓鬼という施しのためのお米を置いているのでそれを食べにやって来ます。冬などはものすごい数のスズメが命を繋ぐためにやって来ます。
つかの間の穏やかな姿に心も穏やかになります。
そして先日、ウサギのそらをペット霊園に埋葬しました。
それまでは家に安置していたのですが、雪も消えて穏やかなこの時期に埋葬出来て少しホッとしました。寂しさは未だに募りますが。そんなそらに感謝です。
自然を感じ、動物に気付かされます。
そしておわかれがもうひとつ。
東京から定期的に念珠店の方が来られるのですが、その方がこの度移動になったという事でご挨拶に来られました。
かれこれ10年のお付き合いです。こちらも非常に寂しいです。
本当にお世話になりました。またお会いできる事を願います。
夕暮れ時の岩木山がとても美しく映る季節。日々慌ただしく、いろんな事を飲み込む事で精いっぱいの自分に、もっともっと頑張りなさいと、お山に言われているような・・そんな気がしました。
では。
五大明王旗奉納。
本日、護持信心の施主さまにより五大明王の旗が奉納されました。
火性(生)三昧で使用する東西南北中央の旗なのですが、長年の使用で色も落ちボロボロになっていたのです。
三昧での旗の様子。
中央の不動明王をはじめ、それぞれの仏さまが四方を護り、仏の教えやその教えを信仰する人々を護る護法善神として東西南北中央に掲げられます。
古い旗がこちら。
使われるのは1年に一度ですが、およそ50年ほど使われてきた旗です。色がだいぶ褪(あ)せてきております。
冬の事、お世話になっている方から「元号変わるのに合わせ旗を奉納するから!」とおっしゃって頂きました。
ただ、イッテンモノなのでとても高いのです。津軽地域でしかこの旗は使われていないのと、作る職人さんが数少なくなった事があります。
でも、「いいから!」と京都の衣屋さんへ注文。衣屋さんもその意をくんでくれて、令和発表後直ぐに制作開始!
今日それが送られて来ました。
ホント、色んな方に支えられております。
ありがとうございます!!
末永く大切に使います。
お坊さんという生き方。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ご無沙汰致しましたが、変わらず忙しくしております。
さて先日、岩手県宮古市にある長根寺さんのお祭りに行ってきました。
神楽奉納もあり、とても楽しいお祭りです。
震災以降のご縁ですが、日頃より大変よくして頂いているお寺さんです。ご縁とは不思議なものなりです。
大祭前日の夜にお邪魔したのですが、東京から戻られた副住職さんが本堂で一生懸命に太鼓の練習をしていました。
自分も昔はそうでした。懐かしさがよみがえってきます。
この光景は当たり前ではなく、とても貴重な光景なのです。
一緒にお勤め出来る事のありがたさ、教えを頂ける時間は限られています。たとえ失敗したとしても許容できる時間があるからこそ自分の可能性を試すことが出来る。それが今なのです。
お坊さんとは、そこにお寺があるからでは無く、ただ歴史に支えられているからでも無く、そこに立って生き方を学ぶことなのだと自分なりに思います。
この光景が自分にはキラキラと輝いて見えました。
自分の京都での日々を思い出しました。初信忘れずですね。
無理を言って記念写真も撮りました!
いつまでも皆さんお元気で!
帰ってきたら京都の師匠からお手紙が。
師匠・・・
自分はまだまだです。
気が付けば令和。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
だいぶご無沙汰致しました。
10連休という長いお休み期間中、なぜかとても忙しく、途中体調を少し崩しながらも何とか乗り切りました。
桜もゆっくり楽しむことも出来ませんでしたが記録だけは納めました。
黒石・地蔵院の桜。
弘前公園の桜。
仕事だけではなく、獅子踊りやねぷた運行もありました。
猿賀公園・花(さくら)と植木まつりオープニングにて。
猿賀公園・八幡崎ねぷた同志会 春の陣
その後少し落ち着いたので咲き始めた椿の花を今年もドライに。
キャンドルも作り置きを。
そんな慌ただしい日々ですが、何はなくとも健康でありたいと願います。
何事も無く終える一日が一番尊いのだと感じます。
令和も平和で穏やかである事を切に願います。
では。