6月, 2019年
地蔵講縁日。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
6月は思ったよりも涼しい日が続き、過ごしやすさを感じております。
そんな中、去る6月23日に黒石のとある地蔵講の縁日でお勤めをして参りました。こちらの地区の方は毎年お声掛け下さっており、今年も皆さんと一緒に勤めました。
薄曇りの中、午後3時からという事で向かったのですが到着の頃になって小雨がぱらぱらと・・
しかしながら最初だけで後はお天気に助けられ、「雨男」と言われずに済みました!
「雨は清浄(清らかにする)という意味もあるのですよ」などと苦し紛れに言いながら、皆さんと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
皆さんいつまでもお元気で!
では。
赤倉道場山開き法会 御礼。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
去る6月16日(第三日曜日)午前11時より、第59回 金剛寺赤倉道場山開き法会が執り行われました。
当日の予報はどれもみな雨と発表されていたので、どうなる事かと気を揉みましたが、火性(生)三昧を厳修している間は雨も降らずに待っていてくれたようで、終わってからザーザーと降りました。赤倉の大祭は今まで雨で中止になったことが無く、これも何かに守られたという事なのでしょうか、ありがたい限りです。
有志による登山囃子奉納の後に三昧が始まりました。
沢山の行者さんで道場は所せましです。ただ、行者さんはその道場の中で動くタイミング・通ってはいけないところ・火の位置などなど細かい所に気を配りながらそれぞれが動きます。危険な行なので必然ですが、誰でも・自由にとはいきません。細かな作法があります。それは各々が口に出さなくても、目線で合図しあえるような密な行者関係であればこそだと思います。
願文を奉じて皆さんの家内の安全や身体の健全などを祈念します。
柴燈護摩の後、火性三昧が行われます。火渡りなどの火生三昧は全国で行われておりますが、ここ津軽において他の地域にはない作法が多く、独特な三昧なのです。
細かい行の説明については過去にも説明しておりますので割愛します。
松明の行。
熱釜の行。
火渡りの行。
火渡りは他の地域と違って炭火の上を歩むので絶対にわら草履を履いて頂きます。
終盤の火渡りの頃から雨が降り出しました。よくここまで持ちこたえてくれたといったところでした。
この行はこの地でこの環境でこの雰囲気で行うからこそのものだと思います。
この先もずっと続いていけるように頑張ります。
では。
行者感。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
山開き大祭もあと一週間と迫ってきましたが、今日もまた慌ただしく過ごしておりました。
そんな中、ふと写真が出てきて多分16.7年くらい前でしょうか。若すぎて恥ずかしすぎるのですが・・・
この頃からずっと行者感が漂っています。
そして今日も青森のお寺さんの火まつりでした。
変わらずこうして今も一生懸命に励むことが出来るって本当に幸せだなぁとしみじみ感じました。
そして家に戻ると注文していた夏用の七條袈裟が届いていました。
七條袈裟は特別な法要や葬儀等で着るもので、普段はあまり使いませんが、必須な袈裟でもあります。冬用はあったのですが、夏用はありませんでした。
衣は高いので一つずつ、褊衫如法衣(へんざんにょほうえ)から夏・冬五條袈裟、夏・冬素絹(そけん)から、修験衣体(しゅげんえたい)の山袴(やまばかま)、結袈裟(ゆいげさ)などなど・・・と数えればキリなく必要なものがあります。一気にそろえる事はまず無理です。
時間をかけてコツコツ揃えてこの度念願の自分用の夏七條を持つ事が出来ました。
一生ものの法衣です。大切にお勤めで着ます。
ではまた。
火性三昧法会 厳修のお知らせ。
6月16日(第3日曜日)、午前11時より、岩木山ろく金剛寺赤倉道場にて当山恒例の火性(生)三昧法会を厳修致します。
令和元年度、第59回の山開き。諸事多用の事とは存じますが皆さまのご参拝をお待ち致しております。
昨年度の三昧の様子。
*山の中ですので、悪路・駐車スペースの限りなど混雑が予想されますので、ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承の上、よろしくお願い申し上げます。