7月, 2020年
日本文化の表現方法。
連続で失礼します。
実は先日、とある看護学校で講師として授業を行ってきました。
これは昨年から依頼が来ていたものでして、そのうち・・と思っていたらその時を迎えてしまいました。
「日本文化の表現方法」という題もすでに決まっていました。
とにかく、自分の浅い知識と道具を全て持ち込みいざ授業!
90分×2コマ。つまり3時間・・・
時間てこんなにも長かったっけ??と久しぶりな感覚。
先生にこの学校の生徒さんたちの事を聞いて驚き。夜間の看護学校で、日中働きながら夜学ぶ方々という、なんとも頭の下がる思いでした。
お寺についてのお話や自分の行者としての体験談など、実体験をもとに今の等身大の自分を話しました。
そして実習。
灯りを灯すためのキャンドル作り。
花を供えるためドライフラワーを用いた花飾り作り。
写真に収めていませんでしたが、最後にお守り作り。
大切な人を想い写経して、それをお守り袋に納める手作り御守。
こうしてあっという間の2時間弱。
初めての事もあり3時間は無理でした・・
しかしながら良い経験をさせて頂きました。
後日生徒さんのレポートが送られて来ましたが、「一番楽しい授業でした」「お寺のイメージがぐっと近く感じられました」「御守りは買うから御守ではなく、誰かを想って気持ちを込める事で御守になる事を学びました」などなど、有難い言葉が並んでおりました。
頑張っている生徒さんから逆に元気をもらったような。そんな貴重な体験でした。
静かな夏。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
七月もあっという間でした。コロナ禍といえ、とても慌ただしい日々です。
そんな中、去る7月23日、兼務寺である黒石市・愛宕山地蔵院にて毎年恒例の宵宮、火生三昧を厳修致しました。
ここに至るまで本当に多くの方のご協力を頂きました。
草取りから掃除から道場の荘厳から、見えないところに多くの力が注がれている事に感謝です。
例年と違い、コロナ対策も同時に考えながら。試行錯誤でしたが、これからはやはり以前の状態に戻る、というより新たに対策を講じながら進めて行く。という時代になっていくのかもしれません。
三昧では行者さんはもとよりお参り頂いた皆さんと一緒に、一心に世の中の平穏無事を祈りました。
この風景がこれからもずっと続きますように。
ではまた。