3月, 2023年

震災から12年。十三回忌を迎えた宮城・岩手。

2023-03-13

皆様いかがお過ごしでしょうか。
3月に入ると冬の厳しさもどこへやらといった感じで、あれだけあった雪もみるみる消えていきました。
時の流れは矢の如し。1日・1週間・1か月・1年が早くて、先日自分はまたひとつ年を重ねました。
なんとも複雑な心境です。

そして今年もまた震災の日を迎えました。自分もまた巡って来ました。
宮城県の古川駅で千葉の仲間と合流、そして美里町の松景院さんへお参り。

こちらの住職さんとは震災時に知り合い、支援活動はもとより、その後の僧侶としての考え方に大きな影響を与えて頂いた方です。
伺った時は不在でしたが、お参り出来た事に感謝。

そして後輩のお寺がある石巻市へ移動。
午後6時より復興祈願の護摩を厳修。仲間たちと共に一心に祈念しました。

12年経過した震災の事をはじめ、コロナ禍を経て、激変した日常について語り合いました。10年ひと昔と言いますが、いろんな事がありすぎました。そんな中で変わらず仲間たちに、一員としていられる事が本当にありがたいです。

翌日は早朝より日和山公園や石巻市内各所を巡りました。途中でメンバーと別れ、岩手県陸前高田市の気仙成田山 金剛寺さんへ移動。岩手で活動している仲間たちと合流し、近くの泉増寺にて十三回忌慰霊供養を勤めた後、午後2時46分に黙とうを捧げました。

はるか先にみえる一本松を見て、変わりゆく景色・変わらない皆さんの想いというものを再認識しました。思えば沿岸部はどこも強固なコンクリートの防潮堤で覆われ、そして道は自動車道が完成して格段に向上しました。それはそれで良い事だろうと思います。
でもなぁ・・・という気持ちが自分の正直な気持ちでした。

最後は宮古市へ。午後6時過ぎから宮古市の岸壁での慰霊法要に参加。

「大切なものは目に見えない」
十三回忌という時の流れが一人ひとりの心にどう響くか。
振り返って自分の日常に於いても大切にしなければいけない「こころの関わり」。
答えのないこのテーマにこれからも真摯に向き合っていかなければならないと思います。
ではまた。

星祭り節分会と愛媛旅と。

2023-03-01

皆様いかがお過ごしでしょうか。
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。
ひたすら忙しい毎日でした。そこに大雪も重なりお勤めと除雪に追われていました。

事後報告になってしまいましたが、去る2月25日に星祭り節分会を厳修致しました。

当日のお祭りの写真がありませんでしたが、沢山の方にお参り頂きました。コロナ禍を経て三年ぶりに通常の大祭の形に戻しましたが、無事に終えられた事、皆さまのおかげとここに感謝申し上げます。

そして今回は、26日に愛媛県今治市に住む後輩の結婚式があり、その日の夕方の飛行機で羽田を経由して松山まで飛びました。

雪の影響がとても心配でしたが移動6時間の長旅で夜9時30分、無事に松山空港到着。
オレンジジュースタワーが印象的でした。
この日はここまで。翌日朝の電車で今治市へ。

とても穏やかな雰囲気の良い披露宴でした。
写真はありませんが、僧侶として苦楽を共にした全国の仲間たちとも久しぶりの再会に皆で喜び、近況や昔話に花が咲き、あっという間の時間でした。

そして翌日には帰路へ。飛行機搭乗まで少しだけ時間があったのでちょっと寄り道して道後温泉へ。

絶賛工事中でした・・・

せめてもと、ご当地名物の鯛めしを頂きました。

ぷりぷりの鯛と出汁が絡み合い、それはそれは美味しい昼食となりました。

強行スケジュールであっという間の愛媛旅。
羽田で見た夕暮れが印象的でした。

そして無事に帰宅。ウサギが出迎えてくれました。

色んなことがあった2月でした。1日遅れましたが今回もユニセフ親善大使へお気持ちを託しました。
戦争や地震、世界では常にいろんな事が起きていて、とても力になれているとは言えませんが、それでも継続して「どこかのだれかに」お役にたてますように。

ではまた。

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