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山伏の日々彼是日記

スズメに学ぶ。

雪降る毎日、いかがお過ごしでしょうか。

もう三年以上なるでしょうか。お寺の外の一角に、いつも鳥たちに施餓鬼代わりに米をあげております。
夏は山鳩が何羽も来るのですが、冬は越冬するため姿を消します。代わりに秋の終わり頃からスズメが来ます。たまにカラスや猫も来ます。
たいていはスズメですが。朝から夕方まで電線や木にとまってずっとタイミングをはかっています。
この厳しい冬、スズメ達も命がけです。

話は変わりますが、昨年のある夜、不思議な夢を見ました。その頃は大きな行事を控えて頭を抱える日々でした。そんな時にふとバスに乗せられて何処かへ連れて行かれる夢を見たのです。僕は降りたくて車掌さんのような人に「家に帰りたいのでここで降ろしてください」と言いました。しかし車掌さんのような人は「ダメダメ!あたなは死んだのです。帰れませんよ」と言われました。僕は食い下がって「行事も控えてるしあれもしたいし、これも半端だし、第一結婚もしてないんですよ!」と言ったのですが全く聞き入れてもらえず、そうこうしているうちに目が覚めました。
とても嫌な夢だと思いましたが、もし本当にそうなったら自分は後悔するのだという事がよくわかった夢でした。

昔、師匠に教えて頂いた言葉に「一大事とは今日只今なり」があります。
毎日常に全力で!と分かっているつもりで、中々そうはいきませんが・・・この真冬の地で一生懸命生きるスズメ達を見たときに、ふとそれを思い出しました。

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