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山伏の日々彼是日記

愛なんです。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

昨日、とある看護の夜間学校に授業を行ってきました。
年に一度の講師としてですが昨年に続いて二回目の授業、午後五時から三時間強の時間。
日中働きながら夜に看護を学ぶ20名の生徒さん。お寺のこと、仏教のこと、自分のこと、関わる皆のことなど、話すのですがやはり突然きたお坊さんの話をじっと聞いてくれます。そろそろ飽きてるかなぁと不安にかられながら・・・でもここが大事と、うちのお寺の原点である金剛鈴を披露。
この鈴から今のお寺に繋がっているという事を力説しました。

そして今回も手作り体験へ。去年も体験をやりましたが先生曰く「去年の生徒も本当に楽しかった!と言ってましたよ」と喜んで頂けたキャンドル・サシェ・花飾り・御守り作り制作。

楽しみながらつくるキャンドル。仏さまに供えるともし火として、興味を持って作ってもらえたらと。
同じようでみんな違う個性が大事です。徐々に打ち解けて空気が変わっていく感じが伝わってきます。

サシェは壁掛けとして。このころには「せんせい!」と呼ばれ、それぞれの作品について話が盛り上がりました。

花飾りはもう皆、花が咲いたように明るく華やかな空間となりました!
関心したのは、片付けなどを積極的に手伝ってくれること。生徒さんは大半が二十歳なのですが、自然にできる気遣いに尊敬です。

最後は御守作り。誰かを想いながら般若心経を写経して、それをお守り袋に内封します。
みんな真剣。一生懸命、そして時間が迫る中書き上げました。
お母さんに・お父さんに・おばあちゃんに・自分に・家族みんなの御守に・妻にと、「自分にとって一番大切な人」を教えてくれました。

生まれて
成長して
家族や友達がいて
迷い悩みながら
大切な人を想い
社会の中で
努力する
今を繋いでくれた過去に感謝し
大切な人がずっと元気であるようにと祈り
この世の中で関わって行く
そして次の「生」へとつながっていく。

これが今の自分であり心である。というお話をしました。
ここでは恥ずかしいので言いませんでしたが、その真ん中にあるのが「愛」なのだと、自分は思います。

一期一会の機会を頂いた看護学校の皆さんに感謝。
ではまた。

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