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山伏の日々彼是日記

お不動さま。

去る6月21日、金剛寺赤倉道場にて山開き法会 火性三昧が執り行われました。
しかし行が始まる前の行者さん達による水行中に、覚応院 溝江貞真住職が体調を崩し、すぐに救急搬送されたものの、24日に搬送先の病院で遷化されました。56歳の若さでした。
本当に急な出来事で今でも信じられません。

津軽の山伏は火性三昧一座と言われるほど仲が良くチームワークも抜群で、中でも溝江さんは中堅どころのムードメーカーで常に明るく、笑顔が印象的な先輩でした。
下は昨年の溝江さんの親戚の畑でのリンゴ収穫時の写真です。

覚応院さん

農作業は苦手なんだよなぁ。と笑いながらも黙々と作業をしていました。
どんな事にも手を抜かず一生懸命に勤める素晴らしい先輩です。
これがしたい、これはどうだろう。そんな時に真っ先に頭の中に浮かぶ先輩が溝江さんです。
太鼓がとても上手く、以前どうしても音を録りたくて、ある大祭の時にこっそりと録音したのですが、タモトの中でゴソゴソしながら録音したため、全く音が録れてなかった事もありました。

お寺に行くと、部屋に金剛寺カレンダーがあり、見ると毎月の岩木山の絵を並べて大切に飾ってありました。

岩木山

言葉も出ませんでした。
先日、覚応院にて通夜・葬儀が執り行なわれ、お寺に入りきれない程多くの方がご焼香に訪れました。
ただただひたすらにご冥福をお祈りするばかりです。

お不動さん

お不動さま・・・

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