金剛寺ではほぼ毎日、
ご供養とご祈願を合わせた
「お勤め」を行っております。
檀家さん信者さん問わず、
どなたでもお参りいただけます。
日々を過ごす「現在」の私たちが
ご先祖様という
「過去」の精霊をご供養して、
これから先の「未来」の
健康と家内の安全を願います。
お勤めは午前10時より1日に1度、
どなた様も同じく
一堂に会してお勤めをいたします。
基本的に
毎日お勤め致しておりますが、
行事や外出不在などの場合もありますので、
お参りを希望される場合は、
事前にご連絡を入れて頂き、
当日は9時30分頃までに
お越しくださいますよう
お願い致します。
前半はご供養で、皆さんとご一緒に「観音経」というお経をお唱えします。声に出しても、黙読でも構いません。
そして順番にご焼香をしてご先祖様や有縁無縁の精霊をご供養します。
ご供養が終わると引き続いてご祈願となります。
太鼓の音に合わせ般若心経などを読経の後に護摩祈祷に入り、参拝者の健康や家内の安全など、皆さんの真剣な願いを「清らかな炎」に託します。
護摩の時「添え護摩木」という参拝者それぞれが願い事を書いた護摩木をその炎に投じます。
願い事は人それぞれです。
例として、家内安全・身体健全・病気平癒・交通安全・災難厄除・合格祈願・安産祈願・事業安全・家門繁栄など。
およそ1時間のお勤めですが、流れなど分からない場合は周りの方々のお参りを参考に、またはお気軽にお声掛けください。
尚、ご自宅などでのお勤めをご希望の場合、本堂でのお勤めとは別の内容となります。
ご供養・ご祈祷料は基本的にお気持ちとなっておりますが、3千円・5千円・1万円を目安に、ご負担にならない範囲内で皆様にお参り頂いております。
地鎮祭や上棟式、家屋等のお祓い・ご祈祷などその場所にてご祈祷を希望される場合、日時などを調整してご当地でお勤めを行います。
家の中や土地などの場所にあわせて、祭壇をこしらえて、様々な供物を神仏にお供えして皆さんと一緒にご祈願致します。
お供え物に関して特に決まりはございませんが、神仏に対し感謝の気持ちや祈る気持ちを、お供えの品々に託します。
御神酒 | 二升 (一升をお清めとして、 また鎮守様に差し上げる気持ちとして土地に使用いたします) |
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塩 | 500gまたは1kg (量に決まりはありません。 お清めとして土地に使用するので器に入れてお供えします) |
米 | およそ5kg (ボールなどの器があれば入る量の米を入れお供えします) |
野菜 | 七草などと言いますが、品数に決まりはありません。 数品程度ご用意下さい。 大根・人参・ナス・きゅうり・ごぼうや ほうれん草など手に入る野菜で大丈夫です。 ※但しネギなどの辛みのある野菜はお供えしませんので除いて下さい。 |
魚または乾物 | 昔は尾頭付きの魚を二尾、腹合わせにしてお供えしておりましたが、 昨今は必ずという事ではなく、昆布やスルメなど、 ご用意できる品を無理のない範囲でお供えしていただいております。 ※但し魚の場合、カレイやヒラメ(裏表がある魚)などは除いて下さい。 |
ご祈祷料 | お気持ちですので決まりはございません。 内容や場所の広さ・件数にもよります。 3万円前後を目安に、ご無理なくお供え下さい。 |
ご供養というと「お葬式」という儀式的印象が強いかも知れません。しかしながらご供養はもっと身近な存在で、ご先祖さまや大切な精霊に対して極楽世界での安らかな日々を願う事です。
人は体も心も「リレーのバトン」のようなものであり、受け継いだ人生を一生懸命に生き、そして次の世代に心を託す。ご供養を一括りにすることは出来ませんが、ごくごく分かりやすく例えるなら、自分自身の根源である過去への「感謝の気持ち」がご供養の源となるのではないでしょうか。
ご祈祷といってもいろんな意味合いがあります。家族や自分の健康や安全を願う事もあれば、日々の暮らしへの感謝の気持ちを捧げる、または切実な願いなど、人それぞれです。その願いを神仏に託すことをご祈願と言います。
自分自身のありようを振り返り、現状を「受け入れる」ことが大事で、これからの姿を思い描いて前に進むという気持ちに対しての「後押し」がご祈祷です。